京成電鉄は2022年4月25日(月)より、スカイライナーをはじめとした有料特急の全列車に警備員を乗車させる。車内トラブル等の未然防止ならびに発生時の対応力を強化するのが狙い。

2021年に小田急線や京王線の車内で傷害事件が発生したのは記憶に新しい。これを受け、鉄道事業者各社はセキュリティ強化の取り組みを進めている。京成電鉄も駅構内・列車内での巡回強化や防犯カメラの増設などを行っており、警備員の乗車もそうした取り組みの一環。大型連休を控え、利用も増えてくると見込まれる時期に設定する。

これにあわせて特急料金も改定、30円~50円(10~30円)の値上げを行う。スカイライナーに係る各種企画乗車券も50円~100円(30円~50円)の値上げになる。ただし印旛日本医大始発の「臨時ライナー」は料金改定を行わない。

特急料金改定金額(定期列車)

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スカイライナー 京成上野・日暮里~空港第2ビル・成田空港間を現行1,250円(630円)から1,300円(650円)に、青砥~空港第2ビル・成田空港間は現行1,000円(500円)から1,050円(530円)に変更。

モーニングライナー・イブニングライナーは全区間現行420円(210円)から450円(230円)に変更。

特急料金改定金額(臨時列車)

シティライナー京成上野・日暮里・青砥~京成成田間は現行970円(490円)から1,000円(500円)に変更。

シティライナー京成上野・日暮里~青砥間、京成上野・日暮里・青砥~京成船橋間、京成船橋~京成成田間は現行520円(260円)から550円(280円)に変更。

※()内は小児料金