京王電鉄は2024年3月16日（土）、京王線・井の頭線でダイヤ改正を実施します。今回の改正では、相模原線の京王ライナー増発や平日夜間の新宿発各駅停車の両数変更などが盛り込まれました。

相模原線の京王ライナー増発、珍しい時間帯の列車も

今回の改正では相模原線の京王ライナーを増発します。平日朝は京王多摩センター始発の新宿行きを1本、平日夕夜間に新宿発橋本行きを2本増発します。これに伴い、一部の京王ライナーでは号数が変更となります。

【平日朝間上り　増発列車】
◆ 京王ライナー42号：京王多摩センター9:54発 → 新宿10:27着

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【平日夕夜間下り　増発列車】
◆京王ライナー33号：新宿17:20発 → 橋本17:58着
◆京王ライナー51号：新宿21:40発 → 橋本22:16着
※現行ダイヤの31号・33号の間に1本、47号・49号の間に1本追加するかたちです。

土休日は朝の橋本発新宿行き、新宿発橋本行きを1本ずつ増発します。

【土休日朝間上り　増発列車】
◆京王ライナー38号：橋本11:05発 → 新宿11:48着

【土休日朝間下り　増発列車】
◆京王ライナー31号：新宿10:15発 → 橋本10:55着

注目したいのが、土休日下りの京王ライナー。現行ダイヤでは新宿15:20発の31号から1時間おき（47号だけ23時発）に出発していますが、今回のダイヤ改正で午前発の列車が登場することになります。

新宿～高尾山口間で運転するMt.TAKAO号に関しては、運行本数・発着時刻や号数の変更はありません。

通常列車は一部10両で運転、増発も

通常列車も種別見直しや編成両数が行われます。

優等列車の種別見直しについては、平日朝の高尾山口6時59分発「急行 新宿行き」（新宿8時08分着）を、高尾山口6時55分発の区間急行に変更。この列車の新宿到着時刻に変更はありません。

編成両数の見直しについては、平日夕夜間、新宿を17時20分から19時00分の間に発車する各駅停車を10両編成にするほか、新宿22時26分発の「区間急行　橋本行き」を10両編成で運行します。

京王新線では、平日の新線新宿19時台発笹塚行きを2本増発します。

夜間の特急・急行列車、高幡不動以西で各停に

ダイヤ改正のポイントはそれだけではありません。平日・土休日ともに高幡不動を21時30分以降に発車する京王八王子・高尾山口方面の「特急・急行列車」は、高幡不動から各駅停車として運行します。この時間帯の各駅停車は一部を除き新宿～高幡不動間での運行となります。

現行ダイヤでは高幡不動～北野間の「南平」「平山城址公園」「長沼」で降りようとした場合、特急で高幡不動到着後に各駅停車へ乗り換えていましたが、改正後はこの乗り換えが不要となります。

井の頭線では平日の朝ラッシュの時間帯で一部列車の発車時刻と行先・到着番線の変更が行われるほか、土休日の早朝時間帯で一部列車の発着時刻が変更となります。各駅の時刻表については、2024年2月中旬ごろに京王ホームページに掲載される予定です。

※笹塚駅の「塚」の字は旧字体表記が正式なものになります

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