京急久里浜駅を出発しました。京急久里浜駅からYRP野比駅間で久里浜線は単線になります。京急本線、空港線、大師線、逗子線と乗ってきましたが、単線は初めてです。京急久里浜駅の周囲は平地が広がっていましたがYRP野比駅までは丘陵エリアになります。久里浜線の1号トンネルがありました。京急久里浜駅から2.7kmでYRP野比駅に到着します。

上りホーム、三崎口方面を見ています。

反対の京急久里浜側。

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駅名標。1963年(昭和38年)久里浜線が延伸されて新しい終点、野比駅として開業。京急さんのホームページには開業当時は2両編成の電車が折返し運転していた長閑な時代だったと書かれています。1966年(昭和41年)津久井浜駅まで延伸され途中駅になりました。1998年(平成10年)横須賀リサーチパーク開園で駅名がYRP野比駅に改称。

階下に降りて、コンコースに横須賀リサーチパークの案内パネルがありました。

YRP野比という駅名ですが、横須賀リサーチパークの中心は駅から2km以上離れています。徒歩で30分程度の距離ですが丘陵地帯にあるので、おそらく気楽に徒歩で往復する方は限られるでしょう。

改札口です。外にはバスロータリーがあります。横須賀リサーチパークなどへのバス路線が並んでいます。

改札の外から。右のセブンイレブンは駅売店タイプです。

駅出入口西側。県道27号線から撮っています。高架線の奥、右側にはバスロータリーになっています。以前の駅名看板とはデザインが少し異なっています。

県道の北側。久里浜線のガードをくぐって国道134号線に合流します。海に向かう道です。

県道の南側。進むとハイランドなどの新しい住宅街があります。途中の横須賀リサーチパーク入口交差点を左折、かろうと山古墳の下をトンネルで抜けてYRPに行きます。歩くのはおそらくちょっとシンドイです。

駅出入口からバスロータリーを見ています。バス乗り場、1番、2番、4番が経路は異なりますがYRP行になります。京急バスです。

バスロータリー側から駅出入口。駅名看板があります。

バスロータリーの奥からYRP野比駅を見ています。右に京急ストアがあります。と言うか、書きながら、この「もんきりがた」に呆れます。筆者に文才などカケラもない故のことです。すみません。面白い事象があって初めて、凡人は情景を叙述できるのです。

京急ストアのバスロータリーの反対側。細やかな商店街になっています。基本的には飲食店、ウィークデイの中途半端な時刻なのでほとんど閉まっていました。

駅周辺には、50以上の店舗が並ぶYRP野比駅前商店街があります。おそらく1963年(昭和38年)の京急野比駅(現・YRP野比駅)開業後にできた商店街です。駅開業当時、住民は少なかったコトでしょう。住民の増加に合わせて商店街が発展したと思われます。

横須賀リサーチパークができたのはさらに遅く1998年(平成10年)。そーいふ意味(これは正しくない日本語です)では歴史がない新興商店街です。正直言ってブラブラしてもあまり面白くありませんでした。ごく普通の商店街なのです。これは悪口ではありません。住んでいる方には大切な商店街でしょう。

以下は、余談です。

筆者は単にディープな、言い換えれば気取らない(上品ぶらない)、ちょっと怪しいくらいの街が好きなのです。自分が育ったのがどちらかと言えば、清潔で退屈な住宅街だったことも理由になっているかもしれません。子供の頃から学生時代まで一番ブラブラしていた街は、吉祥寺でした。小学生でも自宅から自転車で行けたのです。個人的には、1970年代の吉祥寺が一番好きかな。

では、次の駅に向かいます。【駅ぶら03】京浜急行147 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)