ブルートレイン「北斗星」(写真:YAEZAKURA / PIXTA)

最後のブルートレイン「北斗星」の定期列車は2015年3月のダイヤ改正で終了した。さよなら運転は同年8月の臨時列車で、これをもってブルートレインの歴史は終わった。

2025年はそんなブルートレインの運転終了から10年、そして「昭和100年」にあたる節目の年。これを記念し、ニッポン放送プロジェクトからブルートレインにまつわるグッズが登場した。(※この記事は、寝台特急(ブルートレイン)純金ヘッドマークコレクションを紹介するPR記事です)

「寝台特急(ブルートレイン)純金ヘッドマークコレクション」

人気寝台特急であった昭和のブルートレイン6種「あさかぜ」「はやぶさ」「さくら」「みずほ」「富士」「出雲」のヘッドマークを「純金」で再現したものである。

見た目は本物のヘッドマークと変わらない。企画を担当した金田氏によると、「世に出ている資料で寸法を確認し、ヘッドマークのロゴや図柄をほぼそのまま再現した」という話だ。着色も実際に使用された色を、RGBカラーで近似した。

企画を担当した金田氏は筋金入りのブルートレインファン。小学校の頃から親と一緒に寝台特急の旅に出て、若い頃からブルートレインに乗り倒した。実家に帰省するときは「出雲」を選んだ。若いころには夜に上野を出発し、朝に大阪入りして甲子園の試合を観戦したり、旅行先から寝台特急で東京へ戻って出社するなど、寝ている間に移動できる寝台特急の「良さ」をフル活用してきた。

最初に述べた通り、ブルートレインがその役割を終えたのは2015年だ。今や寝台特急と言えば、定期運行するのは「サンライズ瀬戸・出雲」のみ。金田氏が言うには、社内でも出張時などは飛行機で現地入りして前泊する人が大半だという。しかし金田氏は機会があれば「サンライズ」を選び当日朝に現地入りする。「昨年だけで『サンライズ』に3回乗りました」と語る。

富士山とブルートレイン車両(写真:ムネオハウス / PIXTA)
B寝台車のイメージ(写真:トモヤ / PIXTA)
雪の中を走るブルートレイン(写真:JNRCorp / PIXTA)
食堂車のイメージ(写真:ウサカズ / PIXTA)

人気ブルートレイン6列車を解説

今回発売となる「寝台特急(ブルートレイン)純金ヘッドマークコレクション」では、「あさかぜ」「はやぶさ」「さくら」「みずほ」「富士」「出雲」の6列車が商品化の対象となった。いずれも人気のあった列車だが、運行を終了して久しい。簡単なものながら、各列車の解説を付記したい。

最初のブルートレイン「あさかぜ」

あさかぜ(写真:masamura / PIXTA)

寝台列車自体は昔から運行されてきたが、ブルートレインの始まりといえば「あさかぜ」である。国鉄時代の1956年に東京~博多間で設定された寝台特急で、2年後の1958年に初めて20系客車を連結した。この青い客車こそが「ブルートレイン」の呼称を生み出した。

「あさかぜ」の運転区間は、現代の東海道・山陽新幹線の全区間に相当し、関西圏を深夜に通過するダイヤが設定された。豪華な客室設備から「走るホテル」とも称賛された「あさかぜ」であったが、後に運転区間は下関までに短縮され、2005年に運行を終了する。

今や東北新幹線の代名詞「はやぶさ」

はやぶさ(後期のヘッドマーク)(写真:ninochan555 / PIXTA)

「はやぶさ」もまた東京~九州間を結ぶ寝台列車として活躍した寝台特急である。1958年のダイヤ改正で登場し、東京~鹿児島間を結んだ。2年後の1960年に20系客車を連結したことでブルートレインとなり、運転区間も東京~西鹿児島(現在の鹿児島中央)に変更された。

1999年には「さくら」との併結運転が行われるようになる。2004年に九州新幹線が開業し、翌2005年に「さくら」が廃止されたことで「富士」と併結。2009年のダイヤ改正をもって廃止となり、九州ブルートレインの歴史が終了した。その愛称は現在、東北新幹線の最速達種別「はやぶさ」に受け継がれている。

受け継がれる「さくら」の愛称

さくら(写真:H.Saito / PIXTA)

「さくら」は1929年、日本で最初の愛称名を持つ列車として、「富士」とともに登場(当時の表記は「櫻」)。富士が豪華列車であったのに対し、「櫻」は展望車のない大衆的な列車という位置付けだ。

寝台特急としては1959年にデビュー。当時東京~長崎間で運行していた特急「平和」に20系客車を投入したことで、愛称を「さくら」に変更。ヘッドマークは複数種類造られたが、「純金ヘッドマークコレクション」では赤い桜のヘッドマークが採用されている。

東京~長崎間1,350.5kmという長距離を走る列車として名を馳せたが、2005年に廃止。その愛称は現在、九州新幹線の代表的な種別として使用されている。

不定期列車として登場した「みずほ」

みずほ(写真:ゆうき / PIXTA)

東京~九州間を結ぶブルートレインとしては補完的な立ち位置であったのが「みずほ」である。1961年、東京~熊本間で不定期列車として登場。混雑緩和のため、一般客車を使用して仕立てられた。翌1962年に定期列車に昇格し、1963年には使用車両を20系客車に変更した。

1980年代から食堂車を簡易営業にするなどサービスの質を落としていき、1994年には廃止されてしまった。「みずほ」は「みずみずしい稲の穂」を意味する日本の美称であり、その名は後の九州新幹線に受け継がれている。

日本最古の列車愛称を引き継いだ「富士」

富士(写真:のりえもん / PIXTA)

「さくら」の項でも触れた通り、「富士」は「櫻」とともに日本で初めて誕生した「列車愛称」である。1929年に運転を開始した特急「富士」では、一等展望車にトレインマークが付けられていた。

その名を受け継ぎ、1964年に東京~大分間で運行を開始したのが寝台特急「富士」である。翌年には運転区間が東京~西鹿児島間に変更されるが、「はやぶさ」とは異なり日豊本線経由であったことから、1,574.2kmという日本最長距離を運転する列車となった。運転区間は後年短縮され、2009年に「はやぶさ」とともに廃止となった。

石破総理も乗った「出雲」

出雲(写真:うわじま6号 / PIXTA)

ブルートレインの人気はすさまじく、1970年代後半からは鉄道ファンのみならず一般層からも広く支持を集めた。いわゆる「ブルトレブーム」である。中でも東京~九州を結ぶ列車は人気であり、今回のヘッドマークコレクションでも重点が置かれている。

異色とも言える存在が「出雲」である。東京と山陰を結ぶ列車として1972年に特急列車化され、寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」がデビューしてからも、経路の違いからしばらく残り続けた。

山陰は鉄道ファンとして知られる石破総理の地元であり、氏もこれまでの講演の中で「寝台特急出雲に1000回以上乗った」と語る。2006年3月に車両の老朽化などを理由に廃止されている。

余部鉄橋を渡る出雲(写真:okkie / PIXTA)

純金の鉄道グッズ

鉄道の純金製品といえば、2021年に発表されたJR東日本の185系特急「踊り子」純金模型が思い出される。販売価格1,000万円の受注販売ということで多くのメディアに取り上げられた。昨今では引退するドクターイエロー(T4編成)や、鉄道会社のキャラクターを模した純金小判や純金きっぷといった純金製品が多数世に出ている。

金相場は上り調子だ。21世紀に入りたての頃はグラム単価は1000円ほどだったが、2025年1月時点で15,000円ほどに跳ね上がっている。ロシアのウクライナ侵攻などによる社会不安の高まりや円安など様々な要因が絡み、安定資産である金が注目を集め続けている。

本ヘッドマークは基本的には趣味性の強い買い物ではあるが、いざという時の資産として手元に置いておくこともできる。ただ、現在の金相場がこのまま上がり続ければ同じ値段で出すのは難しい。

商品概要

2015年のブルートレイン廃止から10年。思い出のブルートレインのヘッドマークが純金で復活!人気の6種類の純金ヘッドマークの豪華セットを数量限定でご紹介します。

上記の金色の部分に、地の金が露出されています

【商品名】寝台特急(ブルートレイン)純金ヘッドマークコレクション

【ヘッドマーク種類】あさかぜ・はやぶさ・さくら・みずほ・富士・出雲の6種セット

【販売価格】500,000円(税込)

【販売数量】限定100点(受注生産)

※プレート・証明書にシリアルナンバーが入っています(シリアルナンバーはお選びいただけません。)

【材質】ヘッドマーク:純金(K24)、カラー部分:UV印刷

【純金重量(約)】1.8g×6個(合計10.8g)

【サイズ(約)】
・純金ヘッドマーク(1個):20mm×20mm・厚み0.3mm
・特製額:縦98mm×横124mm×幅18mm

【販売】株式会社ニッポン放送プロジェクト

【許諾】JR東日本商品化許諾済/JR東海承認済/JR西日本商品化許諾済/JR九州承認済

専用ケース入り

【予約受付】2025年1月30日(木)10:00~

【お届け】お申込みから3ヶ月前後

【販売場所】
①ニッポン放送ラジオリビングWEBサイト
https://www.jolf-p.co.jp/shop/special/headmark/

②電話受付
0120-1242-37(受付時間:午前10時~午後6時(土・日は除く))

※商品画像はすべてイメージです。実際の商品とは色味など若干、異なる場合がございますので、予めご了承ください。

( Sponsored by ニッポン放送プロジェクト)

 

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