終電繰り上げによる夜間保守作業時間拡大イメージ(左)、夜間作業の様子(右)

南海電鉄は2021年5月に南海線のダイヤ改正を行い、南海線・高野線の終電を繰り上げます。

平日・土休日ともに、南海線では難波 24:25発 普通住ノ江行きの運転を取りやめ、難波発の最終列車を17分繰り上げます。普通列車の最終は難波 24:00発 羽倉崎行きとなり、25分繰り上げ。

高野線では難波 24:25発 各停 堺東行きの運転を取りやめ、難波発の最終列車を15分繰り上げます。各停列車の最終は難波 24:00発 千代田行きとなり、こちらも25分繰り上げ。

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ダイヤ改正は新型コロナウイルス感染拡大による生活様式の変化や深夜時間帯の利用者減少を受けてのものです。同社の毎年1月の利用を比較すると、2020年比でおよそ71.7%と3割ほど減少。特に深夜時間帯については、24時以降の利用が昨年比約7割減の27.6%と大幅に落ち込んでいます。

終電を繰り上げることで線路・電気施設の保守などにかかる作業時間は拡大。夜間作業を効率的に行うことで、さらに安全・安心な鉄道サービス提供に努めるとします。その他、南海線ダイヤ改正の詳細内容については後日告知されます。

鉄道チャンネル編集部
(画像:南海電鉄)