ライトアップされた桜並木に沿って走る80000形電車(写真:新京成電鉄)

今春の全国トップを切った東京の桜の開花(2023年3月14日)に合わせたように、鉄道業界からも関連ニュースの発信が相次ぐ。千葉県の新京成電鉄は3月24~30日の1週間、元山~くぬぎ山駅間の線路脇の陸上自衛隊松戸駐屯地の桜並木をライトアップする。

松戸駐屯地は自衛隊基地では珍しく、施設内を新京成の線路が通る。線路脇には約30本のソメイヨシノの並木があり、新京成は自衛隊の協力で2012年からライトアップを実施している。

今回は陸上自衛隊も、新型コロナの感染対策で2020年から見送ってきた〝夜桜の通り抜け〟を、4年ぶりに実施。新京成のライトアップ期間のうち土日曜日を除く、24日と27~30日に桜並木を一般開放する。入場はくぬぎ山駅に近い南門からで、構内での飲食はできない。

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新京成の点灯時間は各日18~22時。駐屯地開放は同18~20時。新京成は「通勤通学の帰宅時など、気軽に夜桜を楽しんでもらえれば」と話す。

新京成沿線には松戸駐屯地以外にも、常盤平さくら通り(最寄り駅は八柱、常盤平、五香の各駅)、貝柄山公園(北初富駅、初富の両駅)、鎌ヶ谷市制記念公園(新鎌ヶ谷駅)といったお花見スポットがあり、電車の基調色のジェントルピンクは桜のイメージに重なる

記事:上里夏生