大井川鐵道(静岡県島田市)は18日、親会社であるエクリプス日高の資金援助のもと、JR西日本が保有する12系客車5両を譲受したと発表しました。

同社へ渡った12系は、国鉄時代に製造された急行型客車。車両はそれぞれスハフ 12-129、オハ 12-346、オハ 12-345、オハ 12-341、スハフ 12-155。かつては臨時列車・団体列車で活躍し、2019年まで運行したSL北びわこ号の客車として親しまれていた。

【参考】
「12系客車の展示は、今回のツアーが最後となります」JR西日本が網干総合車両所 宮原支所で希少車両撮影・見学ツアー(※2024年10月掲載)
https://tetsudo-ch.com/12983621.html

鳥塚社長は「12系客車は、かつて日本全国を走り抜け、多くの人々の思い出を運んだ名車両であり、昭和の鉄道文化の象徴ともいえる存在です」「大井川鐵道では、SL列車をはじめとする観光列車の魅力向上に取り組んでおり、今回の導入により、より多くのお客様に『昭和の国鉄体験』をお楽しみいただけることを大変嬉しく思っております」とコメント。

12系客車は今後、SL列車等の営業列車での運用を予定しているといいます。

(画像:大井川鐵道)

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