JR貨物と三井不動産は、東京貨物ターミナル駅構内(東京都品川区八潮3)に、マルチテナント型物流施設「東京レールゲートEAST」を2021年1月1日から着工する。施工はフジタ。

東京レールゲートEASTの構造は、鉄骨造(一部CFT造)地上5階建て。免震構造、72時間対応非常用発電機、24時間有人管理を備える。

三井不動産の物流施設開発のノウハウを生かした施設づくりや、陸・海・空の結節点という絶好の立地条件を活かし、幅広い客層にむけた積極的な営業展開を図り、新たな鉄道輸送需要を創出。CO2削減にも貢献していく考え。

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JR貨物は、この東京レールゲートEASTと、先行して稼働中の 東京レールゲートWEST(2020年2月竣工)とあわせ、JR貨物グループ各社の機能を結集し、入居テナントに対する集荷・配達・保管・荷役・梱包・流通加工など、一貫した物流サービス提供を実現する。

顧客ニーズに応え、シームレスな物流サービスを提案し、環境特性と労働生産性に優れた貨物鉄道輸送を利用することで、JR貨物グループ中期経営計画2023に掲げる「総合物流企業への進化」をめざす。

事業パートナーの三井不動産は、「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)」を旗艦ブランドとし、先進的物流施設を国内外40物件展開。「ともにつなぐ。ともに、うみだす」を事業ステートメントに掲げ、入居企業の課題解決パートナーとして、既存の枠にとらわれない価値づくりをめざす。

三井不動産は、東京レールゲートEAST で、開発計画の企画立案、テナント誘致を行い、竣工後は施設の運営・管理を行っていく。