※2021年4月撮影

トップ画像は、西武鉄道新宿線下落合駅東側踏切を通過する下り特急「小江戸」10000系電車。新目白通り側から見ています。10000系電車といえば、初代レッドアロー号の塗装に変えた1編成が走行していましたが、なかなか見る機会がありませんでした。

※鉄道チャンネル編集部注:10000系電車を初代5000系電車の塗装に変更した「レッドアロークラシック」は、2021年4月に定期運行を終了しました。

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同じ踏切から下落合駅。前面展望は望遠レンズ撮影なのでこの直線を短く感じましたが、実際は100m近くあります。

※2021年4月撮影

反対側、高田馬場方面です。左の妙正寺川は、ここから下流が暗渠(あんきょ)になります。

※2021年4月撮影

橋の上から暗渠になる妙正寺川。左は新目白通り。

※2021年4月撮影

新目白通りを進むと新宿線車窓から見えた新宿・下落合氷川神社。旧下落合村の鎮守です。

※2021年4月撮影

新目白通りを横断歩道で渡って、新宿・下落合氷川神社の階段を上がりました。奇妙に小さな本殿?

※2021年4月撮影

新宿・下落合氷川神社の正面は北東側でした。新目白通りは左側になります。

※2021年4月撮影

下落合氷川神社の由緒は不明。紀元前5世紀の創建ともさらに古いとも伝えられています。蛍の名所落合郷、神田川の守り神として信仰を集めました。江戸時代の文献には徳川将軍の御狩場「御留山」の山裾に広大な境内を有する様子が描かれているそうです。太平洋戦争末期に空襲で焼失、戦後に再建されています。御祭神は素戔嗚命(すさのおのみこと)奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)大己貴命(おおなむちのみこと)。

※2021年4月撮影

正面からだと樹木の影で狛犬が見えません。

※2021年4月撮影

手を消毒して神様にご挨拶します。ちゃんと除菌アルコールが置かれています。

※2021年4月撮影

下落合氷川神社の北側に七曲坂があります。神田川が長い時間をかけて削ったのでしょうか、下落合は駅のある川沿いの低地部と坂の上の台地部分になっています。

※2021年4月撮影

坂の下にお地蔵様が三体、旧鎌倉古道沿いです。道路工事看板の影になっていたので見落とすところでした。

※2021年4月撮影

そもそも落合という地名は、妙正寺川が神田川に流れ込む合流地点であることに由来しています。水利が良く江戸時代から染色業の中心地として栄え、現在も洗い張りやクリーニング工場などがあります。

そう言えば下落合駅の近くに染め物・洗い張りの店舗がありました。

※2021年4月撮影

では、将軍の御狩場の一部が残っていると思しき新宿区立下落合野鳥の森公園に向かいます。

(写真・文章/住田至朗)

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。