【木造駅舎カタログ】東北本線05/87 花巻空港駅

2021.10.26

※2020年9月撮影

トップ画像は、東北本線花巻空港駅。またサッパリとした端正な駅舎です。

東北本線の木造駅舎を撮っています。最初が盛岡駅のお隣仙北町駅、その後3駅をはさんで紫波中央駅、日詰駅、石鳥谷駅とこの花巻空港駅、4駅が続いて木造駅舎です。そして花巻駅をはさんで村崎野駅がまた木造駅舎。ほとんど木造駅舎銀座とでも呼びたくなりますね。でも村崎野駅の次は、北上駅、一ノ関駅を越えて新田駅まで開きます。油島駅の比較的新しい木造駅舎も魅力的ですが、今回は撮っていません。

駅前ロータリーがあります。

※2020年9月撮影

花巻空港駅なので花巻空港に近いのかと地図を見ると、確かに空港敷地の端までは1kmもありません。しかしそこは滑走路の終端部。実際に空港を利用するにはターミナルビルまで4km近く離れているので徒歩移動は現実的ではありません。タクシーが停まっているのはそのためですね。

それよりも空港の北東に宮澤賢治が教鞭をとった岩手県立花巻農業高校(賢治が教えた頃は稗貫(ひえぬき)郡立稗貫農学校)がありました。駅からは徒歩圏内です。でも宮澤賢治が教師をしていた時代、花巻空港駅は二枚橋信号場でした。二枚橋駅に昇格したのは、賢治の死の前年、彼が病床に臥せっていた時でした。

※2020年9月撮影

2013年(平成25年)に花巻駅と花巻空港間の路線バスが廃止され盛岡と花巻空港を結ぶバスがこの駅を経由する様になって、ようやく花巻駅側からの空港アクセス駅の役割を果たすようになっています。

※2020年9月撮影

花巻空港駅は、1922年(大正11年)二枚橋信号場として開業しました。その10年後、1932年(昭和7年)二枚橋駅に昇格。当然、当時は花巻空港の影も形もありません。現在の駅舎はこの駅昇格時に建てられたものです。

1985年(昭和60年)荷物取扱廃止。国鉄分割民営化でJR東日本とJR貨物の駅になります。1988年(昭和63年)花巻空港駅に改称。1997年(平成9年)貨物列車の発着が無くなりました。2004年(平成16年)業務委託駅になります。2014年(平成26年)みどりの窓口の営業終了。

※2020年9月撮影

駅出入口。ほぼ築90年ですがとてもキレイに改修されています。

※2020年9月撮影

駅前の風景。まっすぐ県道213号線が国道4号線にのびています。国道を越えて200m程で花巻農業高校です。

※2020年9月撮影

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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