＜記事更新日：2025年8月1日＞ JRグループ各社が販売する夏季の「青春18きっぷ」が、現在も好評発売中です。2024年の冬から大幅にルールが改定され、以前の利用方法とは大きく異なっているため、購入前に必ず確認が必要です。今回の夏季券は、「連続する3日間または5日間」での利用となり、発売は9月5日(金)または9月7日(日)まで、利用は9月9日(火)までとなっており、価格は3日用が10,000円、5日用が12,050円で大人・子供同額です。この記事では、新しい「青春18きっぷ」のルールを改めて確認するとともに、お得に秋の鉄道旅を楽しむためのポイントをご紹介します。

「青春18きっぷ」とは？

「青春18きっぷ」は、1982年3月に「青春18のびのびきっぷ」として登場。1983年春季発売分からは「青春18きっぷ」という名称で販売継続され、長年にわたり親しまれているお得なきっぷです。JRグループの普通・快速列車、BRT、JR西日本フェリー（※別途現地にて宮島訪問税が必要）が乗り放題となります。一部の例外を除き特急列車（新幹線含む）や急行列車は利用できません（別途乗車券・特急券などが必要になります）。

利用期間は、購入時に指定した利用開始日から「連続する3日間」または「連続する5日間」となります。自動改札機は利用できますが、1枚のきっぷを複数人で利用することはできません。年齢にかかわらず、誰でも利用することができます。

【重要】2024年冬からルールが大幅改定に

2024年冬の発売分からは、大幅なルール改定が行われたため、以前のルールとの違いに関しては注意が必要です。

2024年夏季までの「青春18きっぷ」は、5回（日）分が1枚のきっぷにまとめられており、利用期間中の任意の日に1回ずつ利用することができました。また、「5人グループで日帰り旅行に使う」という具合に1枚のきっぷを複数人でシェアすることも可能でしたが、2024年冬季からの新しい「青春18きっぷ」では、「連続した3日間 または 5日間」のみ利用できるものへと変更され、1枚のきっぷを複数人で同時に使用することはできなくなりました。
また、以前は有人窓口でしか利用できませんでしたが、2024年冬の発売分からは、自動改札機が利用できるようになりました。

JR北海道の普通列車と羊蹄山

「青春18きっぷ」2025年夏季 の概要

[3日間用]
発売期間：2025年7月4日（金）から2025年9月7日（日）まで
利用期間：2025年7月19日（土）から2025年9月9日（火）まで（※2025年9月7日（日）利用開始分まで発売）
販売価格：10,000円

[5日間用]
発売期間：2025年7月4日（金）から2025年9月5日（金）まで
利用期間：2025年7月19日（土）から2025年9月9日（火）まで（※2025年9月5日（金）利用開始分まで発売）
販売価格：12,050円

販売場所は、全国のJRの主な駅（指定席券売機を含む）、JRの旅行センターおよび主な旅行会社です。

JRのWEBアプリ「TRAIN TRIP」スタンプ企画スタート

2025年夏はJRグループ公式のWEBアプリ「TRAIN TRIP」でスタンプ企画をスタート。過去の「青春18きっぷ」ポスタービジュアルをデジタル版スタンプとし、各駅を訪れることでスタンプを獲得できるという企画です。スタンプリリース日は2025年6月18日（水）、詳細はSNSのXにて、TRAIN TRIP【JR グループ公式】（@JRgroup_cp)をご確認ください。

JR九州 久大本線

青春18きっぷ北海道新幹線オプション券

「青春18きっぷ」と組み合わせることで北海道新幹線「新青森～木古内」間と道南いさりび鉄道線「木古内～五稜郭」間が1枚につき1人片道1回利用できる「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」も発売します。

発売期間：2025年7月4日（金）から2025年9月9日（火）まで
利用期間：2025年7月19日（土）から2025年9月9日（火）まで（※発売開始以降、利用開始日の1ヵ月前から発売。）
販売価格：1日間用が4,650円

長年愛されてきた「青春18きっぷ」が、2025年の夏にも販売されています。利用期間が9月9日までと残り1か月強ですので、早めの計画がおすすめです。
利用をした事のある方も、初めてという方も、普通列車を利用してゆっくりと旅をすることができるお得なきっぷですので、今だけのチャンスを活かして、お得に秋の鉄道旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。
（写真：PIXTA）

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