東急電鉄は2018年春、田園都市線に新型車両を導入します。2020年の東京オリンピックに合わせて新型車両は「2020系」と命名されました。

一方、1922年(大正11年)の田園都市株式会社が東急電鉄の始祖で、その鉄道部門である目黒蒲田電鉄が1923年(大正12年)に目黒〜蒲田間(13.2km)を開通させたことが鉄道事業の始まりです。つまり2022年は東急電鉄の創業100周年になり、これを迎えるにあたって導入される新型車両でもあるのです。

車内には東急電鉄としては初めて空気清浄機が導入されます。座席はハイバック仕様でより快適性を向上、さらに複数のデジタルサイネージで情報サービスと多言語案内の充実も図られています。また車内セキュリティ向上に防犯カメラも設置、もちろん新型車両として騒音や使用電力の低減といった環境面への配慮もされています。

ADVERTISEMENT

デザイン監修を沿線の商業施設などのデザインを手がける(株)丹青社が行うことで駅や街との親和性を高めています。エクステリアにはコンセプトカラー“INCUBATION WHITE”(新しい時代へ孵化していく色)が採用されています。インテリアには沿線風景をイメージした座席や照明を含むカラーコーディネートが施されています。


この「2020系」は、まず2018年春に10両x3編成(30両)が導入され、以降も順次導入が予定されています。東京オリンピックへの期待を含めてデビューが待ち遠しいですね。

※画像は東急電鉄リリースより