3月12日から、小田急線の小児IC運賃を1乗車あたり50円に大胆値下げする小田急電鉄。

小田急は、子どもたちが小田急電車に乗って出かける機会を創出する動きを、まだまだ展開する。

―――小田急電鉄は3月12日のダイヤ変更日から、小さな子ども連れ客むけ「小田急の子育て応援車」を設定する。

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具体的には、小田急が保有する通勤車両(一部を除く)の3号車(小田急方先頭車両から3両目の車両)の窓ガラスや乗降扉、貫通扉に計24枚のステッカーを掲出し、「子ども連れの客を温かく見守ってと利用客に協力を呼びかける」という。

小田急の子育て応援車を設定するくるまは、小田急保有の「8両編成の一部と4両編成の列車を除く」編成たち。相互直通運転しているJR車や東京メトロ車には設定されない。

小田急電車3号車「小田急の子育て応援車」には、お出かけ情報紹介サイト「小田急の子育て応援ナビ〜FunFanおだきゅう〜」のロゴ・デザインをベースに制作。「親しみやすく、安心して乗車できるような思いを込めた」という。

小田急電鉄では、昨年11月に「子育て応援ポリシー」を策定し、ベビーカーなどを抱え、電車の乗り降りにも苦労する客や、赤ちゃんが突然泣き出したさいにも、気兼ねなく安心して小田急線を利用してほしいという想いから、こうした「小田急の子育て応援車」の導入を決めた。

同社は「小児IC運賃50円化に続き、鉄道会社ならではの子育て世代応援策に取り組む」と伝えている。