小学生と大学生がいっしょになってヘッドマークづくりに挑戦。

ひたちなか市立那珂湊第一小学校の4年生と関東の大学生らが7月3日、ひたちなか海浜鉄道の列車に取り付けるヘッドマークを制作。

デザインはメディアデザイン領域の学生らが担当。同鉄道那珂湊駅のマスコット猫「おさむ」と「ミニさむ」をモデルにした4タイプ。木材合板とカラーフェルトを用いて立体的に制作。

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このヘッドマークを装備した列車「おさむ号」「ミニさむ号」が、夏休みからMMM2018の9月8日まで走る。

こうしたワークショップを手がけたのは、宝塚大学東京メディア芸術学部メディアデザイン領域の渡邉哲意教授と学生たち。

関東の大学生が茨城県ひたちなか市ひたちなか海浜鉄道湊線沿線を舞台にした現代アートプロジェクト、みなとメディアミュージアム(MMM)の一環として行われたプロジェクト。

MMMは、宝塚大学 田島悠史特任講師が、2009年に創設したプロジェクト。ことしで10年め。

運営は「産(那珂湊地区商店街、ひたちなか海浜鉄道湊線)+学(主に大学教員、大学院生、大学生)+芸(アーティスト)」の三者からなる実行委員会が担当。

宝塚大学からは、中村泰之准教授がプロデューサー、橋口静思助教がチーフキュレーター、渡邉哲意教授がデザインアドバイザーを務める。

同プロジェクトは、同大学のほか、慶應義塾大学、明治学院大学、常磐大学、茨城大学などの学生が協働する社会実践の場として定着している。