猛暑を乗り切る!「晴れの国おかやま」絶景・ひんやり・グルメスポット特集

晴れの日が多いことから「晴れの国」とも称される岡山県――2024年には県北で「森の芸術祭」が開催され、様々な臨時列車が走るなど鉄道ファンからも注目を集めました。
瀬戸内海に面した温暖で穏やかな気候、豊かな自然、そしてフルーツをはじめとした豊富なグルメ……様々な魅力を有する岡山県で、晩夏を過ごすのにぴったりな観光スポット情報をご紹介します。
幻想的な光に包まれる夜の岡山後楽園と岡山城
日本三名園のひとつに数えられる岡山後楽園では、2025年8月31日(日)まで、「夏の幻想庭園」と銘打ち夜間特別開園を行っています。園内の芝生エリアが光る竹鞠の柔らかな灯りで照らされ、幻想的な雰囲気が醸し出されるだけでなく、5年ぶりに「幻想庭園ビアガーデン」が復活。音楽イベントや和文化体験など多彩な催しも行われます。
旭川を挟んで対岸に位置する岡山城と烏城公園一帯でも、同じく31日までライトアップイベント「夏の烏城灯源郷」が開催されています。「烏城」の別名を持つ漆黒の天守が100本を超える竹あかりで照らされる光景は荘厳です。廊下門周辺では、旭川へ映り込む「逆さ鳥城」を意識した涼やかな色合いのライトアップが施され、利用者を迎えます。
夏空に映える!一面に広がる感動のひまわり畑

蒜山(ひるぜん)三座の雄大な姿を望む「ひるぜんジャージーランド」では、8月上旬に約8万本のひまわりが広大な土地に咲き誇ります。放牧されているジャージー牛がのんびりと草を食む牧歌的な風景と、一面のひまわり畑が織りなす情景は、蒜山の夏の風物詩となっています。
また、「道の駅笠岡ベイファーム」に隣接する笠岡湾干拓地の花畑では、夏になると約100万本のひまわりが一斉に開花します。四季折々の花が楽しめるこの場所でも、特に夏のひまわり畑は感動的な景色が広がります。

天然のクーラー!滝と鍾乳洞でひんやり体験
涼しさを求めるなら、自然が作り出す涼感スポットがおすすめです。「神庭(かんば)の滝自然公園」にある神庭の滝は、高さ110m、幅20mを誇る西日本最大級の名瀑で、断崖絶壁を流れ落ちる姿は圧巻です。

津山市の「布滝(のんだき)」は、落差50メートルの岩盤を白い布を広げたように水が流れ落ちる様子からその名が付きました。豪快な音と天然のミストが、癒しと涼しさをもたらしてくれます。

文献に残る日本最古の鍾乳洞といわれる「備中鐘乳穴(びっちゅうかなちあな)」も、絶好の避暑スポットです。洞内の気温は一年を通して約9度に保たれており、夏はひんやりと涼しく、自然が作り出したダイナミックな景観を快適に楽しむことができます。

くだもの王国ならでは!絶品ひんやりスイーツ
「くだもの王国」としても知られる岡山では、旬のフルーツを使ったひんやりスイーツも見逃せません。
JR宇野駅から徒歩約10分、宇野港のそばにあるテイクアウト店「おまち堂本店」(玉野市)では、季節のフルーツを贅沢に使ったかき氷が楽しめます。メニューは最大30スh類以上で、フレーバーを選ぶ楽しみも……旬のフルーツや加工品の販売も行われており、発送も可能です。
倉敷美観地区にある「くらしき桃子 総本店」は、季節ごとに変わるフルーツパフェが人気です。テイクアウトではオリジナルジェラートやフレッシュジュースも。

明治時代から続く岡山市の農家直営カフェ「四代目五果苑」では、自家農園で採れた新鮮なくだものをふんだんに使ったかき氷やパフェ、ワッフルなどのスイーツを味わえます。
優雅なティータイムを「倉敷アフタヌーンティー」
2025年9月30日まで、倉敷市内で年に2回の特別イベント「倉敷アフタヌーンティー」が開催中です。
このイベントは、イギリス発祥のアフタヌーンティーを倉敷らしくアレンジしたもので、参加店舗が提供するオリジナルのメニューには、夏のテーマである「桃」または「ぶどう」が必ず使用されています。倉敷・岡山の旬の味覚と共に、優雅なひとときを過ごせます。
「倉敷アフタヌーンティー」
https://kurashiki-afternoontea.com/
思わず写真を撮りたくなる夏の幻想庭園やひまわり畑、神庭の滝や備中鍾乳穴など涼を感じられる穴場スポット、みずみずしいフルーツスイーツなど、岡山県にはこの時期ならではの楽しみ方がたくさん。晩夏は「晴れの国」で観光してみませんか?
(画像:岡山県)
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