なかなか木花咲耶姫命にご挨拶できません【駅ぶら05】京成千葉線207
※2022年8月撮影
トップ画像は、稲毛浅間神社参道。右の高くなった丘の上に社殿があります。
境内末社、八坂神社。御祭神は、須佐之男命(すさのおのみこと)、天照御大神の弟神。
※2022年8月撮影
大宮神社。御祭神は、大山祇神(おおやまつみのかみ)。浅間神社の御祭神木花咲耶姫命のお父さん。※神話には諸説あります
※2022年8月撮影
大宮神社脇の石段を上がります。狛犬の奥に古峯神社の石祠。御祭神は、日本武尊(ヤマトタケル)。
※2022年8月撮影
左上に神明社。御祭神は、天照御大神。
※2022年8月撮影
右上には三峯神社。御祭神は、伊弉諾尊(イザナギ)、伊弉冉尊(イザナミ)。
※2022年8月撮影
中央の奥に庚申塔がありました。
※2022年8月撮影
横の案内の内容は以下です。
「庚申様について 昔、中国の伝えによれば「人間の体内には、三尸(さんし)」という鬼族に属する形のない虫が宿っていて、庚申(かのえさる)の夜、人間が眠っている間に体内から脱け出て天に昇り、人の命を司る天帝に人の悪事を訴え、命を縮めて鬼族を増やす」と恐れられました。
日本に伝わったのは平安時代ですが、江戸時代になると人々は延命長寿を願って講を組み、庚申の夜には頭屋(とうや=宿)に集まって身を清め祝詞(のりと)を唱え、食事をして徹夜しました。それを庚申待(こうしんまち)といいます。
その時に「庚申様」として祈りの対象となったのは猿田彦命(さるたひこのみこと)で、家内安全、商売繁盛、運気上昇、厄難消除、活癒等の神として非常に崇められました。そして、今日も広く崇敬されています。」
庚申塔には、神道の猿田彦命に当たる青面金剛が彫られています。足下に邪鬼を踏み、六臂(ろくひ=6つの手)には、三叉戟(さんさげき)、棒、法輪、羂索(綱)、弓、錫杖などを持っています。下部に「申」は猿に通じることから三猿(見ざる・聞かざる・言わざる)が彫られています。
※2022年8月撮影
筆者は全国で庚申塔を見ていますが、特に関東では多く見ます。
大宮神社脇の石段を下りて、水神宮。御祭神は水神ですね。
※2022年8月撮影
山王宮。滋賀県大津の日吉大社に祀られているのが比叡山に鎮まる神、山王です。
※2022年8月撮影
天王宮。八坂神社と同じく須佐之男命(スサノオの本地、牛頭天王)を祀ります。
※2022年8月撮影
左にお稲荷様ののぼり旗が見えます。
なかなか浅間神社の御祭神木花咲耶姫命にご挨拶できませんね。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京成電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。