お披露目された「#パタパタ順位表」

J1リーグも最終盤を迎えた2022年10月6日、日産スタジアム最寄りのJR新横浜駅で横浜F・マリノスの「#パタパタ順位表」(正式名称「反転フラップ式J1順位案内表示装置」)がお披露目されました。10月8・12・29日に行われるホーム3連戦を盛り上げるべく、11月6日まで設置されます。

横浜F・マリノスは2019年にも横浜市営地下鉄 横浜駅で「順位表広告」を実施しており、SNSなどで大きな話題となりました。3年ぶりとなる今回は、鉄道ファンの間でもお馴染みの「パタパタ」を採用。横浜では京急線で長く親しまれた「パタパタ発車案内装置」の引退が話題になったこともあり(2022年2月、京急川崎駅)、ファンやサポーターの方々に懐かしく楽しんでいただけると考えたそうです。

「#パタパタ順位表」には、実際に駅で使われていた装置パーツを再活用。Jクラブチーム名などのフラップを新規で印刷、はめ込みました。種別案内風に「独走」「維持」などの状態を表示するほか、備考では「上位争いが大変混雑しております」など鉄道の案内をイメージした文言が使われています。横浜F・マリノスのスタッフにも鉄道好きが多く、「鉄道ファンからも反響があれば良いなと思っています」とのこと。

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制作には大阪と東京を拠点に交通広告・駅の行先表示器システムなどを手掛ける「星光」(大阪市)が協力。近鉄線の駅で反転フラップ式のメンテナンスを行う同社ですが、製造自体はもう行っておらず、「#パタパタ順位表」実現のため残っていた部品をかき集めたといいます。

なお、横浜F・マリノスのマーケティング担当によりますと、「#パタパタ順位表」は装置上部の文言を毎試合ごとに変更することもあり、リアルタイムではなく少し時間をおいて更新されるようです。

コロナ禍において滞留の原因となるのを避ける目的もあり、「ファンやサポーターの皆様には心苦しいことですが」と述べつつ、「更新後に写真などを撮りに来ていただけたら」と語る場面もありました。

試合結果は「横浜FM線」と路線図風に表現
「#パタパタ順位表」が設置されるのは北口付近。東海道新幹線「のぞみ」と「横浜F・マリノス」が互いに30周年を迎えたということで、新横浜駅でコラボを展開しています