総合ウェルネス事業を展開するクレドインターナショナルは、叶えたい夢がある若者を対象にしたエンタメビジネスコンテスト『夢叶えるプロジェクト』の最終審査と授賞式を3月27日に帝国ホテル東京で開催。

エンタメ部門の入賞者と、ビジネス部門ピッチコンテストの登壇者が、各審査員に最終プレゼンテーションし、ビジネス部門は、賞金300万円・シリコンバレー渡航・宿泊費用を獲得すべく、23事業(人)のスタートアップが10分プレゼンに挑んだ。

めざせ、300万円資金+シリコンバレー視察+ピッチコンテスト参加

『夢叶えるプロジェクト』は、「夢を持つすべての人を応援する」ことをコンセプトに、クレドインターナショナル(東京都新宿区)が主催する、賞金景品総額3000万円・日本最大級のエンタメビジネスコンテスト。

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今回は、2022年12月からエントリーを受け付け、1月の書類・配信審査、2月の対面プレゼンを通過したスタートアップ23事業が、最終プレゼンへ。

グランプリに選ばれたスタートアップには、「夢を叶える資金」賞金景品300万円のほか、シリコンバレーで視察とピッチコンテストに参加する権利も獲得できる。

この注目のビジネスコンテストで、見事「300万円資金+シリコンバレー行ききっぷ」を手に入れたのは↓↓↓

自走式ロープウェイ Zippar を手がける Zip Infrastructure

『夢叶えるプロジェクト』ビジネス部門でグランプリに選ばれたのは、須知高匡代表率いる Zip Infrastructure の次世代交通システム Zippar だった。

Zippar は、自走式ロープウェイという画期的な“鉄道のひとつ”で、一般的なロープ(鋼索)とゴンドラ(搬器)が固定された状態で動くようなロープウェイと違い、ロープとゴンドラが独立し、ゴンドラが自走するという点が最大の特長。

この自走式にすることで、これまで直線的に結んだロープウェイと違い、カーブや分岐を自由自在に設けることができ、柔軟な路線設計ができる。

JR東日本出身の吉田真奈武 信号・土木部長なども開発メンバーにいる Zip Infrastructure の須知代表は、「低い建設費、短い施工期間、高い定時性の交通システムが求められる未来に、Zippar は鉄道の1/10の建設費・工期で実現でき、道路上空を行くことから高い定時性も担保できる」とアピールした。

需要調査受注、路線開業予定、新事業領域…… Zippar の最新情報も明らかに!

『夢叶えるプロジェクト』ビジネス部門 プレゼンテーションで Zip Infrastructure 須知代表は、いくつかの最新情報も明かした。

たとえば、すでに神奈川県秦野市や沖縄県うるま市から需要調査を受注し、東京都 上野動物園モノレールの代替モビリティとしての導入検討にも入っているという。

さらに Zip Infrastructure は、交通コンサルタントとEPC企業というポジションにシフトし、地方自治体や不動産ディベロッパーからの受注によって事業開発・プロジェクト設計・管理までを担い、試験・運行などはジョイントベンチャーやパートナーに任せるという構想も伝えていた。

2023~2024年に国内第1・2路線受注、2025~2026年に営業開始めざす

秦野でフルスケール12人乗りのテスト走行、福島で自動運転試験、信号・運行システム開発、運行線ベースの構造物開発などを手がけていくという Zip Infrastructure 。

2023~2024年に第三者委員会の承認を受け、技術検証委員会による設計認証を経て、国内第1・2路線の受注、2025~2026年に国内第1路線の営業運行開始をめざすというから、楽しみ。