
旅行アプリ「NEWT(ニュート)」を運営する株式会社令和トラベルが、全国1,741自治体を対象にした「2026年 穴場紅葉スポット 自治体ランキングTOP30」を発表しました。予約データやGoogleトレンドの急上昇ワードなどをもとに算出した、穴場度・検索トレンド・予約動向の3視点によるランキングです。
定番観光地の大混雑を避け、ゆったりと秋の絶景を楽しみたい旅行者に向けて、予約動向や検索トレンドから“いま行くべき穴場”を可視化しています。1位に選ばれたのは、本州最大級の高層湿原を擁する群馬県片品村(尾瀬国立公園)でした。
本記事では、TOP30にランクインした自治体の中から世界遺産や名刹、温泉地を厳選し、アクセスやおすすめルートも紹介していきます。
2026年穴場紅葉ランキングTOP5、1位は尾瀬国立公園の片品村
株式会社令和トラベルの調査によると、2026年穴場紅葉ランキングの第1位には本州最大級の高層湿原・尾瀬国立公園を擁する群馬県片品村が選ばれました。黄金色に染まる草紅葉が登山者を魅了する絶景スポットです。

第2位は八幡平アスピーテラインの三段紅葉や秘湯が人気の岩手県八幡平市。
第3位は秋田県鹿角市、第4位は立山黒部アルペンルートの紅葉で知られる富山県立山町、第5位には透き通った清流と紅葉の対比が見事な奈良県天川村が続いています。
穴場上位に選ばれたスポットは高原や山岳地帯が多く、街中の紅葉よりもピークが早い傾向があります。例えば1位の群馬県片品村(尾瀬の草紅葉)や2位の八幡平は9月下旬〜10月上旬が見頃のピークとなり、11月には冠雪・冬期通行止めに入る場所もあります。11月中旬以降に旅を計画する場合は、5位の天川村など、里山や寺社仏閣を中心としたスポットを選ぶのがおすすめです。
【6位〜10位】渓谷美と名刹が織りなす東日本の注目エリア
6位:群馬県 神流町 — 神流川上流の渓谷美や万葉大吊橋が秋色に染まる絶景スポット。「恐竜の足跡」が発見された歴史と古代ロマンを楽しめます。

7位:福島県 二本松市 — 安達太良山の三色紅葉と高村光太郎ゆかりの青空が広がります。「二本松の菊人形」や岳温泉も魅力的です。東北新幹線を利用すれば東京からも日帰り〜1泊で行きやすい立地です。
8位:石川県 小松市 — 松尾芭蕉ゆかりの那谷寺の奇岩と紅葉のコントラストが見事。北陸最古の粟津温泉巡りも楽しめます 。
9位:山形県 南陽市 — 熊野大社参道の巨大な大イチョウが名物。地酒やワイナリー巡りといったフードツーリズムも人気です。
10位:広島県 庄原市 — 帝釈峡の石灰岩侵食地形と紅葉が重なる奇観。カヤックや遊覧船からの鑑賞もおすすめです。
【11位〜20位】秘境温泉や世界遺産の古道が揃う中堅エリア
11位:徳島県 三好市 — 祖谷渓谷のV字谷を染める紅葉と秘境感あふれる絶景。
12位:福島県 磐梯町 — 五色沼の神秘的な湖水色と紅葉の対比が美しい景勝地。
13位:宮城県 大崎市 — 鳴子峡の深い渓谷美と鳴子温泉郷の湯治旅が魅力。
14位:奈良県 吉野町 — 世界遺産「吉野・大峯」の桜の木々が色づく秋の史跡巡り。
15位:栃木県 茂木町 — 那珂川沿いの里山風景とモビリティリゾートが調和。
16位:長野県 安曇野市 — 北アルプスの冠雪・夕陽と常念岳麓の紅葉が織りなす風景。
17位:宮崎県 五ヶ瀬町 — 落差約60mの白滝と五ヶ瀬渓谷の知る人ぞ知る九州の穴場。
18位:岡山県 西粟倉村 — 「百年の森林構想」で育まれた管理された森が黄金色に染まる村。
19位:長野県 白馬村 — 八方池トレッキングで楽しむ白馬三山と紅葉の絨毯。
20位:熊本県 小国町 — 鍋ヶ滝の裏見滝と杖立温泉など個性的スポットが満載。
【21位〜30位】世界遺産から清流・北の大地まで広がる名所
21位:岐阜県 白川村 — 世界遺産・合掌集落の茅葺き屋根と紅葉の絵画のような風景。
22位:福岡県 宗像市 — 世界遺産の宗像大社や宮地嶽神社の参道を彩る静かな紅葉。
23位:岐阜県 高山市 — 御母衣ダム湖畔に佇む樹齢数千年の「荘川桜」と湖面の紅葉。
24位:大分県 日田市 — 伝統工芸「小鹿田焼の里」と温泉街を包む山里紅葉。
25位:高知県 四万十市 — 清流・黒尊渓谷の原生林と沈下橋から眺める秋景色。
26位:埼玉県 加須市 — はなさき公園のメタセコイア並木が鮮やかに色づく散策路。
27位:青森県 十和田市 — 奥入瀬渓流の14kmに及ぶ遊歩道と蔦沼の水面鏡。
28位:愛媛県 東温市 — 白猪の滝を囲む紅葉と川内温泉の素朴な湯治文化。
29位:滋賀県 東近江市 — 大河ドラマで注目の滋賀に位置する「永源寺もみじ」の名刹。
30位:北海道 占冠村 — トマムを中心に北海道の雄大な大自然が彩られる広域紅葉。
2026年穴場紅葉TOP5圏内の歴史ある名所
【5位】奈良県天川村 修験道の聖地とみたらい渓谷の絶景ルート
奈良県天川村は、2004年にユネスコ世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録された修験道の聖地です。霊峰・山上ヶ岳への登山拠点「大峯奥駈道」や大峰山寺など重厚な歴史が根付いています。
観光のハイライトは、巨岩と澄み切ったエメラルドグリーンの清流が紅葉と美しいコントラストをなす「みたらい渓谷」。名物の「陀羅尼助」やキハダ茶が楽しめる洞川温泉街の散策も外せません。
アクセスは近鉄下市口駅から奈良交通バスで、天川川合バス停まで約54分、洞川温泉までは約78分です。
▼おすすめルート
「みたらい遊歩道」を歩き、絶景を堪能してから洞川温泉や天の川温泉で癒やされるハイキングルートです。

【3位】秋田県鹿角市 世界遺産の縄文遺跡と湯瀬渓谷の温泉ルート
第3位の秋田県鹿角市は、ユネスコ世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産である「大湯環状列石」や、ユネスコ無形文化遺産「花輪祭の屋台行事(花輪ばやし)」で知られる歴史の街です。
秋には米代川の両岸に奇岩絶壁が連なる名勝「湯瀬渓谷」が鮮やかな紅葉に包まれます。「日本三大美人の湯」と称される湯瀬温泉での湯浴みも楽しみの一つ。
アクセスはJR花輪線の湯瀬温泉駅からで、盛岡駅からは花輪線で約100分、湯瀬渓谷までは駅から徒歩約20分です。紅葉の見頃は例年10月中旬から11月上旬ごろとされています。
【おすすめルート】
道の駅かづので豪華な祭り屋台を見学した後、車で移動して湯瀬渓谷の散策路を歩き、湯瀬温泉でゆったり寛ぐ満喫コースです。

日本遺産と古道を誇る北陸・関西の紅葉名所
【8位】石川県小松市 日本遺産「石文化」と那谷寺を巡る観光ルート
石川県小松市は、約2300年の歴史を刻み日本遺産に認定された「小松の石文化」が根付く地域です。ミシュラン1つ星を獲得した「那谷寺」は、指定名勝「奇岩遊仙境」の奇岩と赤や黄に染まる紅葉が織りなす絶景スポット。開湯1300年を誇る粟津温泉や、歌舞伎「勧進帳」の舞台である安宅の関、松尾芭蕉の句碑など見どころが集まっています。
▼おすすめルート
小松空港や小松駅からレンタカーで巡る「那谷寺と粟津温泉周遊コース」。那谷寺の境内で歴史に触れた後、粟津温泉の湯で肌を潤してみませんか?

【14位】奈良県吉野町 世界遺産「吉野・大峯」と修験寺院めぐりルート
第14位の奈良県吉野町は、山全体が世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産「吉野・大峯」に指定されている歴史深い地です。国宝・蔵王堂がそびえる修験道の根本道場「金峯山寺」をはじめ、南朝の潜幸地や源義経ゆかりの「吉水神社」など貴重な史跡が集まっています。2026年大河ドラマ『豊臣兄弟!』の舞台としても関心が高まる吉野山では、秋になると桜の木々が色鮮やかに紅葉します。
▼おすすめルート
近鉄吉野駅からロープウェイで登り、銅鳥居や蔵王堂、吉水神社を徒歩で巡る「役行者ゆかりの修験寺院めぐり」がおすすめのコースです。

世界文化遺産に包まれる東海・九州の絶景エリア
【21位】岐阜県白川村 世界遺産・合掌集落と絶景ドライブの旅ルート
第21位の岐阜県白川村は、世界文化遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」を擁する世界的な観光スポットです。荻町集落には「和田家」など茅葺き屋根の合掌造り家屋が残り、黄金色の紅葉と山々の景色が見事に調和。周辺には白山白川郷ホワイトロードや、ブナ原生林が広がる天生峠などドライブやハイキングの名所も揃っています。
鉄道の駅はないため、JR高山駅または北陸新幹線金沢駅から、濃飛バスなどの高速バスで向かうのが一般的です(高山駅から約50分、金沢駅から約75分)。紅葉シーズンのバスは国内外の観光客で満席になる便が多発しますので、バスの事前予約を忘れずに行いましょう。
総合案内所「であいの館」からスタートし、合掌集落散策や荻町城跡展望台からの全景を鑑賞した後、白川郷の湯や天生峠へ足を延ばす絶景ルートを体験してみませんか?

【22位】福岡県宗像市 「神宿る島」の世界遺産と三女神参拝ルート
第22位の福岡県宗像市は、2017年に世界文化遺産へ登録された「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の舞台です。古代からの自然崇拝を今に伝え、九州本土の「宗像大社辺津宮」や国宝約8万点を展示する「神宝館(海の正倉院)」が鎮座します。
沖ノ島を遥かに拝む大島の「沖津宮遙拝所」や「中津宮」も神秘的な雰囲気漂う名所。
辺津宮へは、JR東郷駅から西鉄バス(神湊波止場行き)で約10分、「宗像大社前」バス停下車です。おすすめは、本土の辺津宮と神宝館を参拝した後にフェリーで大島へ渡り、中津宮や沖津宮遙拝所を巡って海と歴史のロマンに浸る参拝ルートです。

喧騒を離れ、自然の静けさの中で色鮮やかな秋の絶景と出会える全国の穴場スポット。見頃の時期や交通アクセスを事前にチェックして、心癒やされる特別な紅葉旅へ出かけてみてはいかがでしょうか。
(画像:株式会社令和トラベル)
鉄道チャンネル編集部
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