筆者は青春18きっぷなどで九州、四国、中国エリアをウロウロした後、東海道線で西から熱海駅まで戻って来ると、気分的には「ああ、東京に帰ってきたなぁ」という感じでホッとします。その時に、食べるのは1番線ホームに行って爽亭の駅そばです。

爽亭は(株)ジャパントラベルサービスという会社がやっています。この会社はJRグループ企業ではありません。元々は鉄道弘済会(キオスクの前身)の委託業務で旧国鉄の小田原・熱海・沼津駅で酒類の販売をしたのが始まりだった様です。1949年(昭和24年)当時は酒類の販売に特別な免許が必要だったのですね。

1959年(昭和34年)からは各鉄道管理局から構内営業の承認を受けて駅そば店などを展開している会社です。爽亭は都内では池袋駅、上野駅ホーム上に2店舗、荻窪駅、国分寺駅ホーム上、登戸駅にあり、あちこちでお世話になってます。東海道本線では熱海駅の他に伊東駅南口改札外や岐阜羽島駅にもあります。

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登戸では小田急レストランシステムの「名代箱根そば」とどっちにしようか迷う時もありますが。(笑) 

さて、この日熱海では豚肉生姜そば(480円)を食べました。

(株)ジャパントラベルサービスさんは名古屋駅のホームで駅きしめんの「住よし」「グルめん」「憩」9店舗を展開していて、筆者はこちらにも度々お世話になっております。

欲を言えばローカル線の乗換駅などにも小さなお店で良いのでチェーン展開していただけると駅そばファンとしてはとても嬉しいのですが。ビジネス的には難しいのでしょうね。

(写真・記事/住田至朗)