当時は日本で一番短い「本線」でした【50代から始めた鉄道趣味】445

2020.11.05

※2015年8月撮影

トップ画像は、鹿児島本線原田駅に停まる久留米行列車。JR九州811系交流近郊形電車。筆者はもっぱらローカル線にばかり乗っているので、平成元年登場の車両なのにあまり眼にしていないので新鮮に感じます。

13時25分、原田駅で降りました。この駅から筑豊本線原田線に乗ります。

※2015年8月撮影

筑豊本線は、筑豊炭鉱からの石炭を積み出すために多くの支線が張り巡らされていましたが炭鉱閉山後は全て廃止されました。

石炭の積出港だった若松駅を起点に原田駅までの66.1kmですが、若松駅~折尾駅~飯塚駅間は複線。折尾駅~桂川駅間は交流電化されています。

筆者が乗りたいのは冷水峠(ひやみずとうげ)を挟む原田線(20.8km)桂川駅~原田駅の区間です。冷水峠を越える(潜る)冷水トンネル(3,286m)の前後には急カーブや25パーミルの勾配があるため蒸気機関車の時代には補助機関車が連結されていました。今は気動車がノンノンズイズイと登ってゆきます。

筑豊本線原田線まで時間があるので原田駅を出てみます。駅前は広いのですが飲食店は見当たりません。

※2015年8月撮影

1999年(平成11年)に建て替えられた原田駅舎には待合室を兼ねたコミュニティホールが併設されています。

※2015年8月撮影

筑豊本線原田線は頭端式の0番線ホーム発着です。13時56分発の桂川行が入線しています。キハ31形は国鉄分割民営化前に国鉄が九州地区の老朽車両の置換用に用意した気動車です。メンテナンスフリーのオールステンレス車体で軽量化され廃車発生品を使いコストダウンが図られています。

※2015年8月撮影

20両がJR九州に承継され、JR九州も3両を追加製造しました。この車両は昭和62年(1987年)国鉄がオーダーした富士重工製。

※2015年8月撮影

残念ながらキハ31形は、2019年(令和元年)のダイヤ改正で最後まで残っていた三角線と筑豊本線原田線での運用が終了しました。廃車も進んでいますが、キハ30-11は廃車になっていないようです。

終端部を車両後方から見ます。駅舎と駅前広場が見えています。

※2015年8月撮影

先頭側。前照灯が点いて出発準備完了。筑豊本線原田線でキハ31形の後釜は、古株のキハ40系がこなしています。筆者的にはキハ31形の方が前面展望が撮影し易いしキレイに撮れるので嬉しいのです。キハ40系は大好きですが前面ガラスが経年で汚れている場合が多くて前面展望撮影時に苦労します。

※2015年8月撮影

キハ31形の前面展望。桂川に向けて出発します。

※2015年8月撮影

電化されている鹿児島本線と分かれて右にカーブします。

※2015年8月撮影

個人的には非電化路線のスッキリした空が好きです。

※2015年8月撮影

前面展望が開けました。左手前の低い山は宮地岳(339m)、正面は砥上岳(495m)左奥の大根地山(652m)との間が冷水峠です。

※2015年8月撮影

宝満川を渡ります。

※2015年8月撮影

筑豊本線原田線を進みます。

このコラムは2020年7月に書いています。梅雨前線に伴う集中豪雨が続き九州では、熊本県、佐賀県などで甚大な被害が出ています。亡くなられた皆様のご冥福をお祈り申し上げます。JR九州管内では多くの箇所で被害がでています。JR四国や本州のJR各社にも被害は及んでいます。一日も早く元の姿に戻ることを祈念いたします。

※筆者は既にコラムなどで青春18きっぷ鉄道旅の写真を度々使用しています。重複していますが、御容赦ください。

※価格、駅などは2015年当時のものです。

(写真・文/住田至朗)


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