あの興奮と熱狂、胸高鳴る瞬間を再び―――やっぱりライブだ! ライブを待ってる! すべてのライブ関係者にエールを!

そんな想いを込めて発信する支援事業「JAPAN LIVE YELL project」が文化庁と日本芸能実演家団体協議会のタッグで始動した。

文化庁と日本芸能実演家団体協議会は、コロナ禍により失われた文化芸術鑑賞・参加の機会をどうにかして取り戻したいという、出演者、スタッフ、ファンなどライブに関わるすべての人の気持ちを力強く支援し、後押しする全国規模の事業、「JAPAN LIVE YELL project」をスタート。

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全国27都道府県からの参加を得て、地域色豊かな500本以上のプログラムが実施される同プロジェクト。11月5日からは、各開催地の実施プログラムやスケジュールを紹介する公式ウェブサイト「JAPAN LIVE YELL project」(https://jlyp.jp/)がオープン。

同サイトでは、全国27都道府県500以上のイベント情報や地域情報を掲載するほか、ライブ演者からの応援メッセージが続々公開される。

まず登場するのは、ダンサー大前光市、落語家・三遊亭小遊三、歌手・平原綾香、俳優・森山未來の4人。今後も「JAPAN LIVE YELL project」に共感するアーティストたちが続々と動画で出演予定。それぞれが、ライブ関係者に元気をくれるメッセージを同サイトで発信していく。

ダンサー大前光市「その炎を失くさなければ、ライブは必ず復活してくる」

12月9日(雨天の場合16日)、横浜赤レンガ倉庫イベント広場でダンス×音楽イベント「青空ダンス」に出演。クリスマスシーズンの横浜赤レンガ倉庫で、FMヨコハマ等と連携し、世代やジャンル、プロ・アマ、障害の有無を越えたダンサーたちが参加するイベントを開催。公募によりプロ・アマ・学生等、総勢300名が参加予定。ゲストに近藤良平、大前光市、ヒダノ修一など。

歌手・平原綾香「音楽でハグを届けていきたい」

11月1日~3月31日、日比谷・銀座・築地エリアで Sound AR を用いた芸術散歩のボイスミュージカル企画「Walk with U」に出演と、2月3日 金沢でオーケストラとの共演コンサートの2企画に出演。

俳優・森山未來「ピンチはチャンス、楽しんでいきましょう」

10月14~18日、横浜赤レンガ倉庫1号館で、リーディングパフォーマンスを実施。2017年に東京藝術大学で初演された作品の再演で、ノーベル文学賞作家ジョセフ・サラマーゴの「白の闇」から着想を得たパフォーマンスにより、不確かな現代の中で本当に見つめなければならないものについて問いかけた。

落語家・三遊亭小遊三「いまのは落語会じゃない。でも朝のこない夜はない」

11月12日、銀座フェニックスプラザで、落語と和妻の会に出演。

―――動き始めた、ライブにかける人たちの応援サイト「JAPAN LIVE YELL project」。ライブの灯を消さないとの想いで立ち上がった、プロ、アマチュア、子どもたちを含む、このプロジェクトへの出演者とスタッフの数はのべ1万5000人。観客は、リアル、オンラインを合わせてのべ56万人になる見込み。

文化庁と日本芸能実演家団体協議会は、コロナ対策に万全を期すとともに、会場での参加だけでなく、配信などオンラインの活用も促進し、より多くのライブと観客との出会いを創出していくという。

<JAPAN LIVE YELL project>
https://jlyp.jp/