度重なる低気圧の通過と暴風雪の影響で、北海道・東北・上越・北陸の路線に不通区間が発生。JR貨物の貨物列車は1月7~16日、コンテナ列車456本が運休した。

1月14・15日には、各地で断続して発生する不通区間を避けるように、貨物列車をう回運転させ、現在預かる貨物の輸送に対応した。画像は、う回した貨物列車ではなくイメージ。

◆隅田川~札幌貨物ターミナル

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青森エリアが暴風雪の影響をうけたことから、隅田川~札幌貨物ターミナルを結ぶ東北線まわりの貨物列車をルート変更。

1月14日に札幌貨物ターミナル駅を発つ東北線まわり貨物列車1本を、羽越線→上越線まわりにう回させて運転。

1月15日に隅田川駅を発つ東北線まわりの貨物列車1本を、上越線→羽越線まわりにう回させて運転した。

輸送量は12フィート換算コンテナ200個。20両編成。

◆大阪貨物ターミナル~札幌貨物ターミナル

また同日、暴風雪の状況にあわせ、大阪発着の貨物列車のルートを変更。

北陸線側が暴風雪の影響をうけたことから、大阪貨物ターミナル~札幌貨物ターミナルを結ぶ北陸線まわりの貨物列車のうち、1月14・15日の各1往復を東海道線と東北線を経由するルートに変更した。

輸送量は12フィート換算コンテナ400個。20両編成。

JR貨物はこのほか、通常は週末に運休する列車を、臨時運転するなどで、各駅で預かる荷物の輸送に対応している。

また1月17日には、函館線 八雲~山崎で大雪、山陽線 熊山~万富で鹿と列車の接触、湖西線 山科~近江塩津で強風などで、列車に遅れが発生している。