DVD・ブルーレイの制作・販売を行うビコムは、常磐線を走る「E657系 特急ひたち」の運転席展望映像を2月6日に、岩手県の海岸沿いを走る「三陸鉄道 リアス線」を2月21日に発売する。

両商品とも、ブルーレイ・DVDともに5500円。家電量販店・有名書店・レコード店・ビコムダイレクトなどで順次販売する。

「E657系 特急ひたち」は、2020年10月14日に仙台駅から品川駅までを撮影した特急ひたち運転席展望映像を収めた。本編映像283分+特典16分。

ADVERTISEMENT

――― 2011年の東日本大震災で部分不通となって9年、2020年に全線復旧となった常磐線。この常磐線全線を含め、仙台~品川の約370kmもの長距離をおよそ4時間半かけて、特急『ひたち』がかつてのように駆け抜ける。

列車は仙台からの特急ひたち14号に乗車。E657系は東北本線を南下し、岩沼から常磐線に入る。

被災区間も徐々に整備され、浜吉田からは旧線よりも山側に高架新線をつくって移設した箇所も見られる。

相馬・原ノ町をはじめ浪江・双葉・大野・富岡など復興途上の町の駅にも停車。いわき以南ではすれ違う列車の本数や接続する路線も増え、水戸からは上野までノンストップ。

交直セクションを越え、取手からは直流車やメトロ千代田線経由の乗り入れ列車などを眺めながら都内へと快走する。最後は、上野東京ラインを経由して東京、そして終点の品川に到着する―――

映像特典は、特急ひたちの車両の変遷やE657系の形式紹介を収録している。

旧山田線区間を含めた全線開通後の前面展望を

「三陸鉄道 リアス線」は、2020年8月5日に撮影した映像。JRから移管した旧山田線区間を含め、リアス線として走り始めた三陸鉄道の全線開通後を収録したビコム初の展望作品。本編映像283分+特典16分。

――― 開業以来、北リアス線・南リアス線に別れて運営を行ってきた三陸鉄道。

2019年3月、JR山田線の宮古~釜石をJR東日本から譲り受けて南北間をつなぎ、新たに全線を『リアス線』として営業を開始。約163kmの路線は、第三セクター鉄道で最も長い距離に。

かつて南北線に分かれて作品化した三陸鉄道、リアス線の全通を機に、4Kカメラの高画質で新たに撮影。旧山田線区間はビコム初となる。

列車は盛から北上、旧南リアス線区間を走る。釜石からは列車番号を変え、旧JR山田線区間へ。

移転した駅や新設された駅、新しい町づくりが進む沿線を眺めながら北へ。閉伊川を渡ると宮古に到着。ここからは旧北リアス線区間。再度、列車番号を変えて発車。

旧JR山田線区間との規格の違いが見てとれる。列車は盛から約4時間半をかけ、いよいよJR八戸線に接続する久慈駅に到着。

全通となったリアス線の魅力をぜひ楽しんで―――