※2021年3月撮影

トップ画像は、新宿線上井草駅東側踏切から下り各駅停車本川越行電車。前回冒頭で書いた様に、東伏見駅周辺で鉄道車両の写真が無いので、今までに使わなかったカットをピンチヒッターに使います。御容赦ください。

では、前回の続きで、練馬区立武蔵関公園の富士見池周囲を一周します。スタートはボート乗り場。池の周囲、幅の広い部分はこの様に森の中を歩いている気分です。

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※2021年4月撮影

富士見池の最も狭くなった部分に唯一の「中ノ橋」があります。橋からボート乗りを見るとこんな距離感です。

※2021年4月撮影

同じく橋の上から南側を見ますが細長い池が伸びていて「あしの島」は定かではありません。

※2021年4月撮影

しばらく歩くと南側の「あしの島」がありました。池の幅も広くなっています。イネ科ヨシ属の多年草「葦」(ヨシ/アシ)の多く茂る島、というコトで名づけられたのでしょうか。

※2021年4月撮影

本来はアシですが「悪し」に通じるので「良し」と言い換えられたと言います。日本の在来植物で「日本書紀」に出てくる日本の美称「豊葦原千五百秋水穂国」(とよあしはらの ちいおあきのみずほのくに)にも登場します。余談ですが浅草の観音様の裏、「吉原」も元は「葦原」だったものが言い換えられた様です。

ウィークデイということもあって歩いている方はほとんどいませんでした。静かでノンビリした散歩です。

※2021年4月撮影

石神井川の水門があります。富士見池は急な豪雨の時などに石神井川の水量を調整する役目をもっています。

※2021年4月撮影

現在、水は流れていません。武蔵野台地の湧水が起源の池ですが、都市化で湧水が枯れ、深い井戸から地下水を汲み上げて池が維持されています。

※2021年4月撮影

富士見池の最も南の最奥部です。複数の野鳥ファンが三脚に大型一眼レフカメラを設置して小さな声で談笑されていました。お訊きしたら「カワセミを狙っている」とのこと。

※2021年4月撮影

筆者の実家近くの都立武蔵野公園・野川公園にもカワセミが飛来します。小さいけれど俊敏でとても色のキレイな鳥です。動きが素速いので撮影はなかなか難しいですね。

2014年(平成26年)4月、武蔵野公園野川のカワセミ。ポケットのコンデジで慌てて撮ったのでピンボケですがカワセミの美しい色が何となく分かります。

※2014年4月撮影

「あしの島」を見ながら池の東側に回ってきます。

※2021年4月撮影

写真を撮った「中ノ橋」が見えてきました。富士見池周回の約半分です。

※2021年4月撮影

ボート乗り場の横にある広場が見えます。

※2021年4月撮影

散歩が長くなってしまいますが、キレイな木々の緑と閑かな池の佇まいに次回もお付き合いください。

(写真・文章/住田至朗)

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。