交通広告の特徴は「つい見てしまう」 見ているのは20歳代の新しもの好き!? jekiが市場調査

2021.07.16

jekiは交通広告の掲出方法を工夫。写真は同社主催の「交通広告グランプリ2020」でグランプリに選ばれたアディダス ジャパンの大型広告「速さは、ひとつじゃない。」

駅や列車内に掲出されるのが交通広告――JR東日本グループの総合広告会社・ジェイアール東日本企画(jeki)は、交通広告の市場調査を定期的に実施する。

今回まとまったのは、大手シンクタンクの野村総合研究所(NRI)と共同実施した「交通広告の価値再発見プロジェクト」。テレビ、新聞、雑誌、インターネットと数ある広告媒体と比べ、交通広告はテレビCMに次ぐ高いPR効果を持ち、本当に広告を見てほしい「20歳代」、「有識者」、「個人年収700万円以上」、「新しもの好き」といった属性の人たちに、ダイレクトに商品の特徴を伝える効果を持つという特徴が判明した。

交通広告は、鉄道事業者にとって貴重な収入源。ネット広告や新聞・雑誌の紙媒体広告、テレビ・ラジオの放送広告などと厳しい競争を繰り広げる。jekiは今回、NRIの調査協力者2500~3000人を対象に、2020年7~12月と2021年4月の2回に分け、広告をどのように見るかをヒアリングし、放送やネット広告との違いをあぶり出した。

交通広告のイメージは、「つい見てしまう」、「暇つぶしに見る」の回答が、紙媒体や放送、ネット広告に比べて圧倒的に高かった点。交通広告は鉄道利用時に自然に眼に入るのがポイントで、放送・ネット広告の見方で一定数あった「目障り」、「しつこい」、「怪しい」をはじめとする否定的な見方が圧倒的に少なかった。

調査結果を受けてjekiは、交通広告の特徴を「若者、有識者、富裕層、先進層といった、特定層への効果的なアプローチが可能。テレビやネット広告が〝広く薄く〟PRするのに対し、交通広告は本当に見てほしい層に効果的に届く。交通広告は価値を持つ『バリューメディア』だ」と総括した。

文:上里夏生
(画像:jeki)


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