【木造駅舎カタログ】宇部線001/64 床波駅

2021.10.03

※2020年8月撮影

トップ画像は、宇部線床波(とこなみ)駅。おそらく葺き直された端正な瓦屋根がとても美しい木造駅舎。郵便ポストと電話ボックスのコンビも揃っています。

東海道本線、山陽本線、御殿場線、呉線、岩徳線に続いて宇部線の木造駅舎です。

実は宇部線に乗るのは2回目。終端駅巡りが好きなので朝夕1日3本しか列車の運行しない小野田線本山支線の長門本山駅を訪れたことがあります。その際、帰路に宇部新川駅から新山口駅まで宇部線に乗っています。それ以来5年ぶり。

南側から。妻側の壁面は、表側と同じ木材ですがニスが塗られていない様な色の違いがあります。

※2020年8月撮影

宇部線の歴史は、宇部軽便鉄道が1914年(大正3年)に宇部駅から宇部新川駅間を開業したことが始まりです。1925年(大正14年)宇部駅~小郡駅(現・新山口駅)が全通。1943年(昭和18年)国有化。1964年(昭和39年)まで宇部新川駅は宇部駅でした。山陽本線の現・宇部駅は、西宇部駅でした。起点は新山口駅、終点は宇部駅の33.2km。全線単線、直流1500Vで電化されています。周防灘に沿う宇部線は地盤が悪く、電化されていますが運行速度は速くありません。

床波駅は、1923年(大正12年)宇部鉄道の終着駅として開業。1943年(昭和18年)宇部鉄道が国有化され国有鉄道宇部東線の駅になりました。1948年(昭和23年)宇部東線が宇部線に改称。国鉄分割民営化でJR西日本に継承され、簡易委託駅になりますが、2012年(平成24年)駅は無人化されました。

北側の妻側壁面の木材と駅舎正面手前部分も色が薄い状態です。相対式ホーム2面2線が見えます。

※2020年8月撮影

駅出入口。右側部分の塗装が剥げているのでしょうか。一部傷んでいる様にも見えます。右の待合室、窓は暑いので全開。屋根瓦のアップが良いですね。

※2020年8月撮影

駅前の通りを進むと沢波川を渡って周防灘に出ます。白土海岸では潮干狩りができます。

※2020年8月撮影

通り側から床波駅。土曜日の午後でしたが、残念ながら宇部線の駅前には人通りがありません。

※2020年8月撮影

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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