【終端駅 01】JR小野田支線:長門本山
撮影:2015/8/10
2016年5月27日(金)の鉄道ニュース546 「渡辺雅史の今乗りたい列車」でも紹介されていたJR西日本小野田線本山支線の長門本山駅です。
1937年(昭和12年)1月に宇部電気鉄道の「本山」として開業しました。1941年(昭和16年)に「長門本山」と改称、1943年(昭和18年)に国有化された後、1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR西日本に継承されました。
2013年(平成25年)の統計では乗車人員20人/日(降車客含まず)。1990年代には100人近い乗車人員がありました。昔は駅舎があったということです。しかし現在は待合室とホームだけです。1日にこの駅を出発する列車は朝2本と夕方の1本だけです。
撮影:2015/8/10
筆者はいわゆる盲腸線の終点、つまりそこから先は線路のない終端駅が大好きです。鉄道独特の風情があって、駅に佇んでいると初めて来た場所なのに不思議な郷愁をおぼえるのです。
盲腸線の多くがローカル線です。廃止されてしまった線区も多いのですが、それでも全国には魅力的な終端駅がいくつも存在します。
筆者の記録した鉄道旅から記憶に残った終端駅を少しずつ紹介してゆきたいと思います。
(写真・記事/住田至朗)