絵本に出て来る?【木造駅舎カタログ】山陰本線49/150 石原駅
※2020年8月撮影
トップ画像は、山陰本線石原(いさ)駅。有名な難読駅名です。駅舎はパステルグリーン、絵本にでてくる様なかわいらしい建物。時刻は16時前。
京都駅近くのレンタカー屋への返却は20時です。京都までは100kmをきっていますが、ちょっと残り時間が不安になってきました。・・・かと言ってスピードをアップするワケにはいきません。何よりも安全運転が基本です。いざとなれば閉店前に電話して返却を明朝に延期すれば良いのです。
少し西側から島式ホームの駅名標が見えます。
※2020年8月撮影
望遠レンズで駅名標をアップにします。石原駅は、お隣の福知山駅を過ぎた1駅目。福知山駅は京丹後鉄道や福知山線に乗るために何度も利用しています。
※2020年8月撮影
石原駅は、1904年(明治37年)国有鉄道の福知山駅~新舞鶴駅(現・東舞鶴駅)間開業によって設置されました。当時、尼崎駅から福知山経由で舞鶴駅を結んでいた阪鶴鉄道に貸与されます。1907年(明治40年)阪鶴鉄道が国有化。1909年(明治42年)線路名称制定で阪鶴線所属駅になりました。1912年(明治45年)線路名称改定で綾部駅~福知山駅間が山陰本線に編入されます。石原駅も山陰本線所属になりました。1971年(昭和46年)貨物取扱廃止。同年、駅は無人化されています。
駅前にはロータリーがあります。クルマは筆者のレンタカー以外停まっていませんでしたが。
※2020年8月撮影
実は駅舎自体には待合室とトイレの機能しかありません。
※2020年8月撮影
駅出入口。乗車券自動販売機と情報モニターは正面、上屋の下に設置されています。ホームには右の飲料自販機の奥にある跨線橋で渡ります。左の待合室とトイレには寄らずに電車に乗ることができるのです。
※2020年8月撮影
石原駅から八木駅に来ました。まずはビックリです。木造駅舎がありません。
木造駅舎は、2019年(令和元年)の秋に解体撤去されていたのです。写真は橋上駅舎化工事中の仮駅舎です。
※2020年8月撮影
この様な説明が掲出されていました。2021年4月に橋上駅舎は完成しています。ちゃんと事前に調べてから来いよ、と自分に文句を言いました。やれやれ。
※2020年8月撮影
新しい駅をご覧ください。「JR嵯峨野線八木駅橋上駅舎供用スタート!バリアフリー化でより快適な駅へ」
※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。
(写真・文章/住田至朗)