何度もきていますが駅前が激変中【木造駅舎カタログ】関西本線05/162 亀山駅
※2020年12月撮影
トップ画像は、関西本線亀山駅。亀山駅はJR東海関西本線電化部分の終点。JR西日本の関西本線はこの駅から加茂駅まで非電化です。その先、加茂駅~JR難波駅間はまた電化区間になります。
面白いのは亀山駅が起点になる紀勢本線、亀山駅~新宮駅間のJR東海管轄区間180.2kmは非電化なのです。
亀山駅に来たのが2020年12月22日、冬至の翌日です。夕暮れが早く、15時半ですがかなりの西日です。
※2020年12月撮影
2018年4月に来た時の写真。太陽は出ていませんがまだ13時頃。
※2018年4月撮影
亀山駅は、1890年(明治23年)関西鉄道の駅として開業。1907年(明治40年)関西鉄道は国有化。1909年(明治42年)線路名称制定で関西本線の所属駅になりました。1913年(大正2年)二代目駅舎が竣工。現在も使われています。1928年(昭和3年)亀山操車場完成。1959年(昭和34年)紀勢本線が当駅~和歌山駅間で全通。1965年(昭和40年)駅前広場整備が完了。1973年(昭和48年)伊勢線(現・伊勢鉄道)開通で紀勢本線の優等列車は伊勢線経由になります。1986年(昭和61年)県道工事で能褒野(のぼの)神社の一の鳥居が亀山駅前ロータリーに移転。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR東海とJR西日本の駅になりました。駅業務はJR東海が担当。2011年(平成23年)駅のバリアフリー化完了。
※2018年4月撮影
もう夕方で電灯が灯っています。
※2020年12月撮影
1913年(大正2年)建造の駅舎ですが、JR東海さんが丁寧に改修維持しています。
※2020年12月撮影
亀山駅には何度も来ています。関西本線はここで運行管轄が替わるので必ず乗り継ぎをします。筆者的には紀勢本線、参宮線に向かう途上で乗り換えることが多かったです。
※2020年12月撮影
しかし2020年12月に来た時、駅前を見て驚きました。見慣れた風景が一変していたのです。
※2020年12月撮影
能褒野神社一の鳥居は変わりません。長年見慣れた駅前の古いビルが解体されていたのです。これは2018年の駅前風景。
※2018年4月撮影
実際に食事をしたことはありませんが乗り継ぎで時間のある時はこの辺りをウロウロしていました。
※2018年4月撮影
「旅館」という大きなネオンサインも懐かしい。
※2018年4月撮影
上の写真とほぼ同じポジションです。令和4年、2022年に再開発事業が完成する様です。
※2020年12月撮影
以来、亀山駅に行っていません。2022年に新しい駅前風景を観に行きたいと思っています。
※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。
(写真・文章/住田至朗)