「みたことない電車がきた」「空いてた時間帯なのに激混みになった」「ダイヤ改正で朝15分も早く家を出る羽目に」

関東圏の鉄道利用者は、きょう3月14日の朝からこんな声が出ている。

JR東日本や東京メトロ、私鉄各社は2022年春ダイヤ改正 平日初日をむかえ、また月曜日ともあってか、朝から遅延する表示が並んだ。

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新型コロナウイルス感染の収束がみえないままダイヤ改正も重ねてくると目立つのは、各社軒並み減便や運用区間短縮、各駅停車化。

コロナで行動変容したユーザーの動向にあわせ、空いてる時間の列車本数を減らしたり、車両数を減らしたり、速達列車を各駅停車化したり……。

また東北線や常磐線のように、ローカルエリアへの直通運転をやめて、都心とローカルの運行系統を分けたりと、いろいろ各社が持続可能な経営にむけて手を打っている。

千葉と東京を湾岸沿いの高架線で結ぶ京葉線もそのひとつ。

京葉線は、海浜幕張から先、南船橋・新浦安・舞浜・新木場・八丁堀にしか止まらない快速を、朝夕をはじめ、日中毎時1本を各駅停車化した。

たとえば千葉みなと駅でみると、日中の京葉線電車は4本。各駅停車、快速、各駅停車、快速と続く。

このうち1本目の快速は、蘇我より先、外房線上総一ノ宮からの直通列車で、蘇我につく時点で満席になることが多い。

「快速で座っていく」という千葉みなとのユーザーは、蘇我発快速1本に。

ちなみに海浜幕張と東京の間の所要時間は、各駅停車と快速でだいたい6分差。

この6分差が気にならないように、移動時間感覚をユーザーが合わせていく……今後も減便・各駅停車化などが続くとみると、ダイヤ改正ごとに移動ペースがゆっくり化&乗り継ぎ化しそう。