相鉄・東急直通線開業まであと1年 元住吉で7社局の車両揃う
2023年3月に予定されている相鉄・東急直通線の開業により、神奈川県央地域および横浜市西部から東京・埼玉に至る、7社局14路線を結ぶ広域的な鉄道ネットワークが形成される。
開業を翌年に控えた2022年3月31日(木)、東急電鉄元住吉検車区に当該7社局の車両が勢揃いした。相鉄20000系と東急3020系を中心に、埼玉高速鉄道2000系、東京都交通局6500形、東京メトロ9000系、東武50070型、西武40000系が並び、報道陣向けの車両撮影会や事業概要の説明が行われた。
相鉄・東急直通線は羽沢横浜国大駅と東急東横線・目黒線日吉駅間に連絡線を新設し、この連絡線を利用して相鉄・東急の相互直通運転を行う。西谷駅~新横浜駅(約4.2キロ)は相鉄新横浜線として、新横浜駅~日吉駅間(約5.8キロ)は東急新横浜線としてそれぞれ開業する(西谷駅~羽沢横浜国大駅は開業済み)。
相鉄新横浜線・東急新横浜線は相鉄本線・いずみ野線、東急東横線・目黒線に接続し、東京メトロ南北線・副都心線、都営三田線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線、東武東上線まで直通運転を行う。
事業完了のあかつきには、東京都心部との直結により、所要時間の短縮や乗り換え回数の減少が見込まれる。また、JR新横浜駅付近に新駅を設置することで、東海道新幹線へのアクセスも向上。関西・中京圏への出張や旅行なども便利になるとされている。