※2022年3月撮影

トップ画像は、JR東海飯田線野田城駅の木造駅舎。建物資産標の記載は「鉄 03-4001 S.07.12」。筆者が個人的に感じる「典型的な木造駅舎」です。無人駅。

既述の様に、この日飯田線の豊橋駅~中部天竜駅間は前夜の大雨で架線に支障が発生したため8時頃から運転見合わせになっています。野田城駅に着いたのは10時でしたが、駅の「運転見合わせ 運転再開に時間がかかる」という構内放送を聞いて帰ってゆく方々と駅前で携帯電話する方が写っています。

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木造駅舎は、飯田線の北、下りホーム側にあります。駅舎東側の駐輪場側から。飯田線の反対側には大きな横浜ゴム新城工場があります。

※2022年3月撮影

運転見合わせを携帯電話で連絡しておられます。路線バスの停留場は、200mほど離れた県道にありました。駅前にタクシーはいません。

※2022年3月撮影

駅前には女子学生が立って誰かを待っている様です。駅舎の事務室部分、窓は板で塞がれています。

※2022年3月撮影

駅出入口正面。切妻屋根が三段重ねになっています。

※2022年3月撮影

奥に上りホームの駅名標が見えます。この時、息せき切って男子中学生が駅に駆け込んできました。「電車停まっているよ」と朝からの運転見合わせを伝えると待合室にいた友人と「やった~塾が休める!」と歓声をあげていました。今日は日曜日です。

※2022年3月撮影

野田城駅は、1918年(大正7年)豊川鉄道が設置。建物資産標は昭和7年になっていました。現在の駅舎の建設された年月日は分かりません。待合室は改修されているので綺麗でした。

前回に撮影した三河一宮駅から新城駅の間は、1898年(明治31年)に開通していますが野田城駅は、その20年後に開業しています。

こちら側は待合室。

※2022年3月撮影

やはり木造駅舎には瓦屋根が似合います。駐輪場右奥の六角屋根は公衆トイレです。

※2022年3月撮影

駅前の道路。筆者の日頃の行いが良いので、3駅中2駅がモロに逆光状態です・・・。

※2022年3月撮影

明るいので右手でカメラを操作、左手で陽光を遮る「ハレ切り」ができました。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。

(写真・文章/住田至朗)