画像:いすみ鉄道

いすみ鉄道は2022年11月27日(日)をもって、キハ28-2346号車の定期運行を終了する。

キハ28-2346は1964年に製造された急行型気動車。国鉄時代には主に山陰地方を急行列車として走り、JR西日本に継承。ワンマン化改造を施され、北陸地方で普通列車として運行されたのち、いすみ鉄道へ譲渡されたという経歴を持つ。

いすみ鉄道では2013年3月から運行を開始。レストラン列車として観光鉄道の屋台骨を支えてきたが、車両維持に多額の資金が必要であり、また走行エンジンや冷房エンジンの部品確保が困難を極めることもあり、9年以上におよぶ活躍に終止符を打つことになった。

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もし今後も走行させるとすれば、全般検査を施工し、走行エンジン・冷房エンジン、付帯艤装の交換や新設工事を行う必要がある。これら全てを施工するのに必要な金額は、「現在のいすみ鉄道運賃収入の年間売り上げを越える」という。

定期運行終了後も、2月初旬まで貸切車両などの不定期運行を計画する。引退後の車両の処遇は検討中、また各種イベントについては現在計画中。