西武サイクルトレイン「井荻」「秋津」臨時停車の理由は 特急レッドアローや40000系 S-TRAINで11月実証実験

2022.10.18

多摩川線ではすでに導入済み、本線での狙いは

西武多摩川線での実証実験の様子(写真:鉄道チャンネル編集部)

西武鉄道ではすでに多摩川線で2021年7月から「サイクルトレイン」を導入しており(※7月から実証実験開始、10月から本実施)、普段の生活の足として、また土休日のレジャー利用で活用されています。同社広報部によれば、多摩川線サイクルトレインの好評を受け、22年4月ごろより本線での導入について検討を始めたといいます。

リリースにもある通り、今回の実験は「西武線での新たな観光方法のご提案として将来的な本線での定期的なサイクルトレイン導入を見据えた実証実験として実施するもの」。新宿線なら本川越駅から入間川自転車道や荒川自転車道等でのサイクリングが、西武秩父線では紅葉の長瀞岩畳、札所巡りやジオサイト巡りなど、サイクリスト向けのコースが楽しめます。

なぜ「井荻」「秋津」が停車駅に?

今回の発表で特に注目を集めたのは「井荻」「秋津」が臨時停車駅として選ばれたことでした。

リリースには「環八通りに近く自転車でのアクセスに便利な『井荻駅』」「府中街道や志木街道などの幹線道路から近い『秋津駅』」といった記述があることから、自転車でのアクセスのしやすさが考慮されたものと見られます。

また西武鉄道広報部によれば、エレベーターやエスカレーターを使わずにホームへ行けるのも理由の1つということです。同社のWebサイトで公開されている駅構内の案内図を見ていただくと分かりやすいかと思いますが、両駅とも駅の出入口とホームが同じ階層にあり、上下の移動が不要です。

多摩川線の実証実験では武蔵境駅でエレベーターを使用してホームへ向かう場面も見られましたが、持ち込める自転車は原則スタンド付きで、大きさにも制限がありました。今回の実証実験については、西武トラベル申込ページに「当日は必ず輪行袋を持参いただき、また輪行袋に収納できるスポーツバイク等でご参加ください」との記述があり、多摩川線よりさらにサイクリスト向けに重きを置いたものと言えるでしょう。

多摩川線武蔵境駅での実証実験時。ホームへ上がるためにエレベーターを使用していました(写真:鉄道チャンネル編集部)


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