世界で3番目に大きい島ボルネオ島北部にあるマレーシアの都市、コタキナバルの周辺では、アランウータンやテングザルなどの貴重な動物が見られ、手つかずの自然の中に、洗練されたリゾートホテルなどが整備されています。そんなコタキナバルに向かう日本からの新しい航路が設定されます。
エアアジア・マレーシア(IATAコード:AK)は、2025年8月15日(金)から 福岡⇔台北(桃園)⇔コタキナバル線を新規開設すると発表しました。この新路線は、エアアジア・マレーシアが以遠権を活用し、福岡・台北・コタキナバルの3都市をデイリー運航で結びます。機材にはエアバスA320neo型機(総座席数186席)を使用予定です。

福岡と台北・コタキナバルを結ぶ新路線

(画像:Air AsiaのWebサイトから)

エアアジア・マレーシアは2001年に設立され、エアアジア・グループの中核を担うローコスト航空会社です。クアラルンプールを本拠地とし、コタキナバルやペナンなどマレーシアの主要都市を第2の拠点とし、国内のみならず、ASEAN域内、インドなどの南アジア、中国、韓国といった東アジア、さらにはオーストラリアまで、アジア太平洋地域にネットワークを広げています。

今回の新路線は、福岡から台北へは約2時間30分、福岡からコタキナバルへは約7時間でアクセス可能となり、アジア太平洋地域へのネットワークをさらに広げます。同社にとって福岡は日本で79番目の就航都市となります。

マレーシアのコタキナバルって?

コタキナバルは、世界で3番目に大きい島、ボルネオ島の北部にあるサマレーシアのサバ州の州都です。
サバ州は、ユネスコ世界遺産のキナバル公園などの広大な森があり、世界に類をみない多様な動植物が生息しています。絶滅が危惧されている、愛らしい動物たち、オランウータンやテングザル、ボルネオゾウの生息地としても知られています。

オランウータンの生息地ボルネオ島 (写真:マレーシア政府観光局)

セピロック オランウータン リハビリセンターには、怪我や親とはぐれたオランウータンが保護されており、ふたたび野生に戻す訓練が行われています。1日2回餌やりの時間があり、餌を食べる愛らしいオランウータンの姿を見ることができます(柵のない半野生での保護なので、は出てこないこともあります)。

キナバタンガン川クルーズでは、サバ州最長560kmのキナバタンガン川をボートで進みます。流域は野生動物の宝庫で、テングザルやサイチョウ、運がよければオランウータンやボルネオゾウの姿もみられます。

コタキナバル周辺には貴重なテングザルも(写真:マレーシア政府観光局)

手つかずの自然が残る森林だけではなく、世界中のダイバーが憧れるダイビングスポットが数多くあるため、まさにネイチャーパラダイスとして人気を集めています。

周辺には多くのリゾートホテルがあるため、日本の喧騒から少し離れて、ゆったりとしたリゾート滞在体験を楽しむことができ、ゴルフやリバークルーズ、スパなど、旅行者が楽しめるアクティビティもたくさんあります。

この機会に、是非、マレーシアでオランウータンに出会ってみるのはいかがでしょうか。

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