
ご当地駅弁の取り扱いが途絶えていたJR青森駅にて、約7年ぶりに復活した駅弁「青森すじこめし」(1,850円・税込)が、2026年10月1日(木)の販売開始から17日間、毎日売り切れています。累計1,150食を突破する連続完売は、大きな話題を呼んでいます。
主役は、青森県民が「消費日本一」を自称する「紅鮭の塩すじこ」です。青森県産米「まっしぐら」にのせた、青森の家庭の食卓そのものの駅弁です。販売は、10月31日(土)までの期間・数量限定となっており、毎日10時から。10月26日(月)までは売り場が青森駅ビル「ラビナ」1階に移っているので、奥羽本線や青い森鉄道の乗り換えついでに立ち寄る人は、売り場の場所に注意してください。
日ごとの完売時刻の推移や売り場の変更点、購入者アンケートの結果、さらに11月1日・3日に「八甲田丸」などで開催される全国駅弁祭りでの追加実証情報までご紹介をしていきます。
平日50食・土日祝100食がすべて完売、売り切れは12時30分から15時ごろに

販売元のJIMOBEN SHOTENが公表した販売状況によると、製造数は平日が50食、土日と祝日が100食です。17日間とも、作った数はすべて売り切れました。
売り切れた時刻を見ると、販売開始から10月9日(金)までは毎日12時30分。売り場をラビナ1階に移した10月10日(土)から12日(月・祝)の3連休は18時まで、13日(火)から16日(金)は15時、17日(土)は17時でした。最初の1週間ほどは昼過ぎには買えなくなっていたものが、このところは午後でも手に入っています。
ただし数量は限られています。売り切れの時刻はあくまでこれまでの実績で、残りの販売日に同じとは限りません。確実に手に入れたいなら、10時の開店からお昼までに売り場へ行くのが安全です。
実証期間中の目標は2,050食です。17日までで1,150食を売っているので、残りはおよそ900食となります。
購入者の約95%が「おいしかった」、ただ価格は約77%が「高い」

購入した人へのアンケート(10月17日時点の速報値、回答74人)では、70人(約94.6%)が「とてもおいしかった」「おいしかった」と答えました。
その一方で、価格については57人(約77.0%)が「やや高い」「とても高い」と回答しています。JIMOBEN SHOTENは、味だけでなく価格を含めた受け止め方を知ることも実証の目的だとして、今後の商品づくりや販売体制の検討に生かすとしています。
購入者に限らない自由回答のアンケート(回答564件)では、「青森にこんな駅弁があってもよいと思うか」に約95.2%、「青森らしい商品だと思うか」に約89.7%が肯定的に答えました。すじこ以外に駅弁の主役にしてほしい食材の提案も寄せられたといいます。
青森すじこめし【概要】
価格:1,850円(税込)
販売期間:2026年10月31日(土)まで(数量限定)
販売時間:毎日10:00から(売り切れ次第終了)
販売場所:青森駅1階東口自由通路(10月20日~26日は青森駅ビル・ラビナ1階北口柱前)
主な内容:青森県産米「まっしぐら」、紅鮭塩すじこ、板海苔、長芋の酢漬け、人参グラッセ、だし巻き玉子
11月1日・3日は八甲田丸と青森駅の「秋の駅弁祭り」で全国の駅弁と並ぶ

10月の販売が終わったあとも、青森すじこめしを買える機会があります。11月1日(日)と3日(火・祝)に開催される「秋の駅弁祭り」で、全国の有名駅弁と一緒に販売されます。
会場は、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸の入口ロビーと、青森駅1階東口自由通路の2か所です。八甲田丸の「鉄道の日ウィークエンド in 八甲田丸」と、青森駅の「あおもり駅まつり」に合わせた出店で、10時から商品がなくなるまで販売します。
どの駅弁が並ぶのか、青森すじこめしを各日いくつ用意するのかは発表されていません。JIMOBEN SHOTENは、これまでと違う売り場でどう受け止められるかを確かめる追加の実証だとしています。
秋の駅弁祭り【概要】
日程:2026年11月1日(日)・3日(火・祝)10:00~(商品がなくなり次第終了)
会場:青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 入口ロビー、青森駅1階東口自由通路
地元の「当たり前」を駅弁に、青森駅文化再編集プロジェクト
青森すじこめしは、JIMOBEN SHOTENが進める「青森駅文化再編集プロジェクト(JIMOBEN青森)」の実証販売です。空席になっていた青森駅の駅弁を復活させるため、地域で当たり前に食べられている食文化を旅人に届けることを狙い、県民が愛してやまない「すじこ」を主役に選びました。
運営する合同会社あおなびは、2020年に設立された青森市の会社で、加工品の販売や商品開発のコンサルティングを手がけています。
10月の販売は、残り10日を切りました。青森駅から奥羽本線や青い森鉄道で出かける前に、ひと足早く売り場へ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
(画像:JIMOBEN SHOTEN)
鉄道チャンネル編集部
(旅とおでかけ!鉄道チャンネル)