都バスの動きを直感的に把握――。都営地下鉄 大江戸線 六本木駅・門前仲町駅、浅草線 新橋駅に、4月28日からタッチパネル式の薄型屋外デジタルサイネージ(電子看板)が登場。東京都交通局が配信する都バス運行情報をリアルタイム表示し、バスのりばや路線・系統図案内を日・英 2か国語で掲示。バス利用者の利便性向上を図ります。

配信システムの開発、機器の提供などは大日本印刷(DNP)。同社はこの「東京都交通局都バスサイネージ」の特徴に「視認性・操作性に優れたDNP薄型屋外サイネージ筐体(55インチ)」「必要な情報をすぐに得られるシステムとデザイン」の2つをあげています。

「高いコントラストでクリアな映像表示、低反射で中輝度バックライトでも十分な視認性が得られ、省エネタイプの屋外用のサイネージ筐体を使用。ディスプレイに搭載されているタッチパネルには、タッチ面と表示ディスプレイ面を直接貼り合わせており、画面の操作性に優れています。また、車いす利用車にも配慮した高さ(画面中心高さ1385mm)で、奥行き130mmのスリム設計です」

ADVERTISEMENT

また、同システムはユニバーサルデザインを採用し、「都営バスの利用者が目的地に向かうために必要な情報をすぐに得られるシステム設計」で、多くの人が利用しやすいシステムをめざしています。

「DNPサイネージ配信管理システム『SmartSignage』を活用し、バスターミナルに発着する路線・系統ごとの運行情報をネットワークを通じてリアルタイムに配信。サイネージの設置場所からそれぞれの『バスのりばまでのルートや距離』の表示、バス路線・系統ごとの『バス停間の運行所要時間』をタッチパネルの操作でかんたんに得ることができます。タッチパネルの操作位置は画面の下部に集中させ、多くの人が利用しやすいように設計。また、CUD(Color Universal Design)に配慮した配色、日本語・英語の2言語で切り替え表示できます」

同社は今後について、「都内の主要な駅改札口や駅前広場に展開設置する予定」とも伝えています。