東武鉄道は、本日、下今市機関区にて、開設式及びSL客車・新制服のお披露目会を行いました。

この下今市機関区は、8月10日から営業運転を行うの東武鉄道鬼怒川線における蒸気機関車「大樹」復活運転に向けての運転・点検業務を行うために開設された機関区ですが、国鉄時代に山陰本線長門市駅で使われていた転車台も設置されており、SLを間近で見る事が出来ます。

そして開催にあたり、東武鉄道代表取締役社長 根津嘉澄さんの挨拶では、「このSL大樹が日光・鬼怒川エリアを国際観光地へと発展させる原動力となり、地域になくてはならない観光資源に成長していくことを強く願っています」と仰っていました。

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その後、テープカットが行われ、地元の中学校吹奏楽部による演奏、日光観光大使である凉風花さんによる、力強い書道パフォーマンスが行われたりと、内容の濃い開設式でした。

そして、SL新制服・客車のお披露目も行われ、制服のコンセプトは「昭和レトロ・ノスタルジー」ということで、SLの全盛期を思わせるようなレトロ感のあるスタイル、高級感をイメージさせる黒をベースに金色の装飾が施されていました。

客車はJR四国より譲り受けた車両ですが、SL復活運転プロジェクトの目的の一つである「鉄道産業文化遺産の保存・活用」を実現すべく、新製当時のデザインに極力近づけたリニューアルを行ったそうです。
運行開始に向け、このように着々と準備が進められていますが、地域の方や本当に多くの方の思いが詰まったSL「大樹」。
8月10日の運行開始がより一層楽しみです。

キャスター:近藤智美(鉄道チャンネル)

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