【私鉄に乗ろう 25】関東鉄道常総線 その4
下妻駅です
着きました。下妻駅。1913年(大正2年)開業。単式ホームと島式ホームの2面3線。
跨線橋に「水のまち しもつま」とあります。島式ホーム側に側線もありますね。
駅名標。後のイチョウが黄色い。下妻市は、2004年(平成16年)公開の映画「下妻物語」で知名度が劇的にアップしました。つくばエクスプレス開業前なので主人公は作中で東京まで2時間半かかると言っていました。主人公の家は下妻駅から歩いて更に30分かかる設定でした。映画の影響がスゴイのは、知名度が上がった下妻市は住民投票で当時進んでいた合併構想を降りてしまったのです。合併によって下妻市が消滅する可能性もあったのですよ。
列車交換で停まっています。二度目の登場かな、ずーっと乗っているキハ5000形5001号車。
交換する取手行が来ました。2400形2406号車。
大宝(だいほう)駅。相対式ホーム2面2線。1917年(大正6年)開業。
上りホームの駅舎と駅名標。駅の東側に大宝八幡宮があって、例大祭など多くの参拝者で混み合ったそうです。その名残で駅前には広いスペースがありました。しかし2013年の乗降客数は27人/日という少なさです。
下りホームの待合室と駅名標。
騰波ノ江駅です。この駅も相対式ホーム2面2線。
上りホームの駅名標と駅舎。周囲は梨園が多いそうです。
映画「下妻物語」で実際に撮影に使われたのはこの騰波ノ江駅でした。映画に登場した古い駅舎があったのですが老朽化で2008年に建て替えられてしまいました。それでも旧駅舎のデザインが踏襲され一部には解体された旧駅舎の資材が使われているそうです。利用者は1日平均34人(2014年)
黒子駅。下りが単式ホームと上り側島式ホームの2面3線。保線スタッフが島式ホームの駅舎側に入って何かしている様です。
この保線スタッフのいる線は通常は使われていないので錆びています。駅名は1913年(大正2年)開業した当時の村(黒子村)の名前。全国には駅やバス停にだけ残っている古い地名があって貴重です。
島式ホームの駅名標。ブレてます。
大田郷駅。相対式ホーム2面2線(3線)の駅が続きます。列車交換します。
ホームは構内踏切で渡りますが跨線橋も見えています。1913年(大正2年)開業。
駅名標を撮れませんでした。というのは、この3つ並んだモノが何だか分からなくて気になってしまったのです。何なんでしょう?花壇にしちゃごついです。
道路の下をくぐって、JR水戸線と下館駅が見えてきました。
まだ常総線の駅は見えませんぞ。
かなり北側に離れた部分に独立した島式ホームが関東鉄道の下館駅です。跨線橋でJRと結ばれています。
線路はそのまま延びて、先の方でJR水戸線と繋がっています。
取手から90分。乗って来た車両と駅名標。
この後、真岡鐵道に乗ったのですが、そちらのホームから関東鉄道5000形5001号車。トップ画像はその後に到着したキハ2200形2202号車のラッピングです。このラッピング全国で眼にしますね。
この日は、関東鉄道常総線で北上しました。関東平野の北の端に来た!って感じですか。そもそも気動車が好きというのは架線が無くて空が広く感じるからです。それにレールさえあれば何処までも走って行けそうな気がして。自由で楽しくなっちゃうから!
せっかくなので関東鉄道竜ヶ崎線に続けてしまいましょう。【私鉄に乗ろう 26】関東鉄道竜ヶ崎線 に続きます。
(写真・記事/住田至朗)