12月23日6時2分ごろ、南北線 麻布十番~六本木一丁目間で、車両のパンタグラフが損傷し6時間にわたり運転を見合わせた輸送障害について、東京メトロが原因を公表した。

同社は、今回の障害について「仮止めにバインド線を使用していたため、通電によりバインド線が発熱し、接触していたビニール線が断線して、架線からT分岐が垂れ下がり、パンタグラフを損傷させた」と公表。

損傷発覚から、一部区間の通電を停止して線路内歩行点検、自走できない損傷編成を救援車両と連結併合し移動。12時15分に南北線全線で運転を再開した。

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今回の損傷で3万3000人が影響。同社は今後、「断路器設置工事において仮止めにバインド線を使用しないよう徹底する」という。