え〜っ! 上野動物園のモノレールが休止!

2019.01.24

恩賜上野動物園の西園駅と東園駅を結ぶモノレール、正式には「東京都交通局上野懸垂線」を2019年11月1日(金)から休止すると東京都交通局が発表しました。

「東京都交通局上野懸垂線」は、1957年(昭和32年)に地方鉄道法に基づく交通機関「懸垂式鉄道」として開業した、日本初の常設のモノレールです。営業距離は300mと日本最短のモノレール路線ですが、公道を跨いで運行されるため遊戯施設ではなく鉄道事業法に基づく交通機関です。
既に1966年(昭和41年)に最初の運転休止が実施され1967年(昭和42年)に二代目車両(M形)が運行を開始しました。

1980年(昭和55年)に都の財政難と施設の老朽化で廃止が検討されていましたが存続の要望が強く、1984年(昭和59年)に車両と設備の更新で休止した後、1985年に三代目車両(30形)で運行を再開。1999年(平成11年)にも休止して2001年(平成13年)に現在の四代目車両(40形)がデビューしています。

今回の東京都交通局の発表は以下です。

《休止日》
2019年11月1日(金)

《休止理由》
現行の車両は、昨年11月から12月にかけて定期検査を実施し、車両設備等の安全性を確認しておりますが、平成13年度の運行開始から17年が経過し、経年劣化が顕著に進んでいることから、次回の定期検査前をもって運行休止することといたしました。

《休止中の措置》
東園と西園を往復する車両(電気自動車など)を無料運行する予定です。

《今後について》
車両更新等については、これまで検討してまいりました。当該車両は国内唯一の特殊な車両であり製造に3年程度要すること、電気設備等についても今後、大規模な更新が必要なことなどの課題があります。また、動物園全体としての魅力向上に向けた取組も、あわせて考えていく必要があります。
こうした状況を踏まえ、今後の車両更新またはそれに替わる方策については、都民等のご意見を伺いながら、検討していきます。

《問い合わせ先》
今後の検討など全体に関すること:建設局公園緑地部公園建設課 電話:03-5320-5381

モノレール車両の現況に関すること:交通局車両電気部車両課 電話:03-5320-6192

私事で恐縮ですが筆者は1958年(昭和33年)から東京で生活していて、初代の上野公園モノレールに乗っています。その後も、学生時代は屈託すると雨の動物園に行くことにしていたので、度々二代目車両にも乗っています。三代目は残念ながら乗っていませんが、四代目は、この発表を機に近々乗りに行きます。

わずか300m、1分30秒の空中散歩ですが、恩賜上野動物園モノレールは60年に渡って多くの子供たちの歓声を乗せて運行されてきました。個人的には東京オリンピックよりも上野動物園モノレールの存続の方が重大事です。新たな車両とシステムで21世紀も子供たちの夢を運び続けて欲しいと願います。


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