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7/30(土)、茨城県ひたちなか市磯崎町のホテルニュー白亜紀で行われた、第4回終着駅サミット。今回は、第3回を迎えるローカル鉄道と共同で開催された。

延伸のニュースに沸くひたちなか海浜鉄道が共催、主催はローカル鉄道・地域づくり大学で、
ゲストの講演やパネルディスカッションを含み参加無料のサミットの後は、有料のサマースクールも同時開催されている。

阿字ヶ浦駅からの送迎シャトルバス到着を待って、定刻通りの午後13時40分に開会したサミットだが、
300名定員の会場はほぼ満席となった。
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司会はホリプロの久野知美アナウンサー。

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ひたちなか市長の本間氏の挨拶では、ひたちなか市の持つ観光集客力を改めて強調。年々人気が高まり今や年間213万人が訪れる国立ひたち海浜公園や平日も大賑わいの那珂湊おさかな市場などを例に挙げ、ひたちなか海浜鉄道の持つ沿線の魅力を活かし、このチャンスに延伸計画を進めることの重要性を力強く語った。

続く基調講演で登壇したのは、音楽プロデューサーの向谷実氏。自身の旅の思い出を交えながら、スライドでローカル鉄道の魅力と現状について紹介した。
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次の開催地となる、JR可部線の紹介ビデオは、地元出身の歌手の演歌付きで再生された。可部線沿線の魅力溢れる歌詞に、会場も笑顔に。

後半のパネルディスカッションには、市長の本間氏、ひたちなか海浜鉄道の吉田千秋社長、向谷氏、若桜鉄道の山田和昭社長、岡山電気軌道・和歌山電鐵の礒野省吾専務、京都大学大学院工学研究科の中川大教授が登壇。主催事務局長の海野氏が進行を務め、
鉄道の地域における役割について意見を交わした。社長らからはそれぞれのローカル線経営の苦労話や沿線の声を受けての取り組みについて、向谷氏からは自身の行う発車メロディーの提供などを例にローカル線活性化へのアイディアが、熱く語られた。
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最後に、次回開催地の広島県・JR可部線へ引継ぎ式が行われた。市長同士がタブレットを交換するシーンは、来場者が一斉にカメラを向けて撮影し、最後まで熱気に包まれたサミットは閉会した。