銚子電鉄は4月19日より超C級映画『電車を止めるな!』のクラウドファンディングを開始した。GW明けの本日5月7日に確認したところ、支援金額は130万円を突破しており、6月2日までに目標額500万を達成出来るかどうか注目が集まっている。

銚子電鉄「超C(銚子)級エンターテインメント」映画『電車を止めるな!』を作りたい(外部サイト)

映画撮影の趣旨はプロジェクト本文の「弱小ローカル線がなぜ映画を!?」で確認出来る。変電所の修繕におよそ2億円(自社負担額1億円)の費用がかかるが、資金繰りの目途が立っていないので映画を撮影してその収益をあてるという。

タイトルの『電車を止めるな!』はご存じ名作映画のパロディ、英語タイトルの「ONE CUP ON THE DEAD TRACK」は「廃線危機の真っ只中でワンカップでも呑まないとやってられない。」 という意味だそうな。上記リンクから飛べる公式サイトでは出演者のオリエンタルラジオ中田敦彦氏など、著名人のコメントを読むことが出来る。

『電車を止めるな!』の原作小説は6月8日にPHP文芸文庫から発売予定だそうな。

クラウドファンディング

クラウドファンディングはcrowd(群衆)とfunding(資金調達)を組み合わせた造語。インターネットで不特定多数の人から資金を集めてプロジェクトを達成するもので、日本では2011年に「Readyfor」「CAMPFIRE」が立ち上がり、近年とみに注目を集めている。映画関係のクラウドファンディングなら2016年の『この世界の片隅に』が有名だろう。

仕組みとしては目標額に届かなくても集まった分の支援金を受け取れる「All-in」と、目標金額を達成しない場合は一切支援金を受け取れない「All or nothing」の二つの形式がある。今回の『電車を止めるな!』は前者。つまり支援した分は確実に銚子電鉄に届き、目標金額に達しなくともリターンが受け取れる。

用意されたリターンもまた銚電らしい。エンドロールやHPに名前を載せる、といった映画のクラウドファンディングらしいお手頃なリターンもあれば、銚子電鉄の車両を貸し切りにしたりセリフ付きで映画に出演できる権利まで用意されている。ご興味のある方は6月2日までに上記サイトより支援を行おう。