大糸線駅ナンバー
※写真はJR東日本長野支社ホームページより

駅ナンバー(駅ナンバリング)はJR東日本が2020年の東京オリンピックなどで日本を訪れる外国人の利便性を考慮して2016年10月から導入しているものだ。4カ国語表記(日本語・英語・中国語(簡体字)・韓国語)が標準的な仕様。

ところが今回発表された大糸線の駅ナンバーにはJR東日本が標準化している「路線記号」が無い。

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これにはワケがある。

実は大糸線はJR東日本とJR西日本の2社が運行しているという珍しい路線なのだ。

松本〜南小谷間70.1km、34駅をJR東日本が運行し、南小谷〜糸魚川間35.3kmはJR西日本が運行している。

従ってJR東日本の「路線記号」を付けてしまうと、JR西日本が全く同じ規則で路線記号を付けない限り齟齬が生じてしまうのである。

JR東日本長野支社によれば、松本の駅ナンバーが「42」、豊科「34」、信濃大町「23」そして南小谷が「9」である。糸魚川から数えると南小谷が9番目なので駅ナンバーが「9」なのだ。

東海道本線や中央本線などもJR東日本とJR東海、JR西日本などに管区がまたがっている。この辺りをどうしていくのか。注目したい。