大正8年、チキ1形として登場し、昭和25年ごろに車体を木造から鋼製車体へと変え、昭和27年に形式名を変更して箱根登山鉄道を駆け続けた、モハ1形。

これまで100年以上、箱根の山を左へ右へ、急勾配と急カーブを行ったりきたりしていたモハ1形 107号が、吊り掛け駆動の余韻を残しながら、なんと、鈴廣蒲鉾本店の新型カフェにいたよ!

現場の住所は神奈川県小田原市風祭245。国道1号(東海道)をはさんで鈴廣蒲鉾本店のむかい、電車で行くと箱根登山鉄道 風祭駅前ね。

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もともとあった「えれんなごっそ」というレストランを大改装して、「えれんなごっそCAFÉ107」として新装オープン。その名のとおり、敷地内にモハ1形 107号を置いて、「箱根登山鉄道 モハ1形107号で過ごせるカフェ」に進化したってわけ。

ここでは、鈴廣が手がける地ビール「箱根ビール」や、オリジナルブレンドの「箱根珈琲」、「かまぼこピンチョス」「ちくわパン」「かまぼこサンドウイッチ」など、かまぼこ店ならではの特製メニューがいろいろ。

また、箱根登山電車をイメージした「登山電車ケーキ」もいいよ。鈴廣かまぼこの里限定で発売する「箱根登山電車かまぼこ」もお土産にGOOD!

大正、昭和、平成、令和。100年ちかく走り続けたモハ1形が、山を下って風祭駅前でカフェを開いた―――そんな物語に拍手しながら、乾杯といきたいね。みんないこ!

鉄道チャンネル編集部