東海道新幹線「N700S」の車内設備を徹底解説!全席コンセント完備、シートの秘密、荷物置き場などを報道公開時の写真でご紹介
(2025年8月8日 更新)2020年7月に営業運転を開始した東海道新幹線の新型車両「N700S」。従来のN700系シリーズの先頭形状を進化させた「デュアルスプリームウィング形」が特徴的です。この記事では、最高を意味する「Supreme」の名を冠したこの新型車両の車内設備について、普通車からグリーン車までを徹底的にご紹介します。全席コンセント完備や、深く沈み込むリクライニングシート、荷棚の照明など、利用者の快適性と利便性を追求した革新的な設備を詳しく解説します。
これ以降は、N700Sデビュー前の2019年10月の報道公開時の写真・記事で、東海道新幹線の新型車両 N700Sをご紹介します。
東海道新幹線「N700S」車内設備を初公開

JR東海は2020年7月に新幹線の新型車両「N700S」の営業運転を開始します。

開始に先駆け、本日車内の報道公開が行われました。
N700Sの外観とコンセプト
「N700S」のSは、最高の新幹線車両を意味する“Supreme”の頭文字から付けられています。
先頭形状は従来のN700系シリーズから進化し、左右両サイドにエッジを立てた「デュアルスプリームウィング形」が特徴的です。

「N700S」の形状「デュアル スプリーム ウィング形」

東海道・山陽新幹線車両として定着した「N700」の名称に、“Supreme(最高の)”の「S」を付けた名称です。
新幹線N700Sの車内 普通車・グリーン車ともに快適な座席
「N700S」は、普通車・グリーン車ともに座り心地が追求されています。

車内には従来の新幹線に比べ、多くの新たな設備が採用されています。
座席には全席で充電できるよう、普通車では肘掛け部分に、全席分のコンセントが取り付けられています。新幹線混雑時、充電できる端の席を指定する為に乗車時間を何本も遅らせていた方にとっては大変ありがたい設備ですね。

リクライニング機構には、背もたれと座面が連動して動く構造が採用されました。


新幹線 N700S のグリーン車のシート
こちらもはシートと背もたれが連動して動く構造が採用されていますが、グリーン車では、深く沈み込むような構造により、長時間でもリラックスして過ごすことができます。


グリーン車座席も同様に深く沈み込む機構とし、長時間リラックスして過ごせる構造になっています。リクライニングする際、腰部も同時に沈むので、身長の低いお客様でも足が浮くことなく快適に過ごすことができます。

座り心地抜群で、家のリビングのようにくつろげるため、すぐに寝てしまいそうですね。

グリーン車内の座席の背面にはフックが取り付けられ、傘や小袋等を掛けることができます。
ディスプレイが見やすく進化、乗客の利便性を高める新設備
前方に設置されている液晶ディスプレイはより大型になり、表示が鮮明に見やすくなりました。

上部に目を向けると、荷棚の照明は、駐停車前に荷棚を照らすことで、荷物の置き忘れを防ぎます。

車内空間の安全性も向上しています。荷棚付近には防犯カメラが増設され、安心して過ごせる設備が搭載されています。

デッキ部には事前予約制の特大荷物置場が新設されました 。

車いすスペースが従来の1箇所から2箇所に増設され、バリアフリー対応が強化されています 。

女性用トイレにはベビーチェアが備え付けられるなど、多様な利用者のニーズに対応しています 。

また、事前予約制による特大荷物置場の新設や、従来は1箇所のみだった車いすスペースを2箇所設け、バリアフリーにも対応するなど車内空間の活用も考慮されていました。

新たな設備が設けられたことで、利便性・快適性が向上し、より良い旅を提供してくれる新型車両「N700S」。来年のオリンピック時に多くのお客様が利用し、「N700S」が活躍する姿が待ち遠しいですね。
(記事:柏原美紀、写真:神森沙織)
全席コンセント完備や、より快適になったシートなど、進化を続ける「N700S」に乗って、ぜひ次の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。