映画『喜劇 駅前団地』に旧駅が登場しています 【駅ぶら01】小田急江ノ島線27

2019.11.27

新百合ヶ丘駅を出ると新宿側に夜間留置にも使われる引き上げ線があります。10両編成と8両編成の2本が留められます。

新百合ヶ丘駅からは近いです。1kmで百合ヶ丘駅。堀割部分にホームがあります。

相対式ホーム2面2線に跨線橋の定例パターンです。

下り各駅停車で百合ヶ丘駅におりました。奥が新宿方面、跨線橋と橋上駅舎はホームのまん中辺りにあります。

こちらは小田原駅方面。

上りホームの駅名標。1960年(昭和35年)百合丘第一団地入居開始にともなう住民の利便性のために駅が開業されました。駅所在地は川崎市麻生区百合丘、団地も「百合丘団地」ですが、なぜか駅名は「百合ヶ丘」です。理由は不明。1981年(昭和56年)橋上駅舎と南北自由通路が完成。木のベンチが良いですね。

余談ですが、邦画『喜劇 駅前団地』(東宝/1961年)の画面に百合ヶ丘駅と百合丘団地が何度も登場します。また、同じシリーズの『喜劇 駅前飯店』(東宝/1962年)にも百合ヶ丘駅が登場しています。このシリーズは、元々は井伏鱒二さんの小説「駅前旅館」を原作に1958年(昭和33年)に制作された東宝映画です。東宝ですが実際の制作は傍系の東京映画なのでキャストが東宝系ではなく、主役の森繁久彌以外は、フランキー堺(日活)、伴淳三郎、淡島千景、淡路恵子(松竹)などと多彩。筆者はこの時代の邦画がとにかく好きです。昭和の懐かしい風景が記録されているから。このシリーズも残念ながら全て(24作品)ではないのですが、何本かDVDに焼いて所有しています。また荻窪東宝さんの「聖地巡礼」のページに写真付きで紹介されています。百合ヶ丘駅の古い姿が何度も出てきます。すごく凝ったサイトです。超オススメ。

跨線橋に上って改札口。正面に箱根そばがありますね。

改札の外からです。立っているのは南北自由通路です。

南北自由通路の南側から北側を見ています。改札口は左、右には箱根そばの手前にセブンイレブンがあります。

百合ヶ丘駅南口。跨線橋の位置が新宿寄りでしたが、現在とほぼ同じ辺りにあった旧駅舎が『喜劇 駅前団地』(東宝/1961年)や『喜劇 駅前飯店』(東宝/1962年)に登場しています。

百合ヶ丘駅跨線橋・橋上駅舎の新宿側にある高石橋から南側を見ています。正面交差点の信号は百合ヶ丘駅前。駅の南口は、横断歩道を渡った右手前、軽トラックの右側にあります。

この高石橋は昭和34年(1959年)2月に架けられていますから百合ヶ丘駅開業よりも1年以上前です。写真左側が百合ヶ丘駅南口。

北口です。旧駅舎時代は北側に出入口はありませんでした。1981年(昭和56年)に跨線橋と橋上駅舎が新しく作られた際に自由通路と同時に作られました。

北口の北側下には、県道3号線世田谷町田線が通っています。道路案内標識には渋谷まで19kmと表示されています。

筆者は実家のある武蔵小金井から三浦半島の現在の住居との間をクルマで往復する際はいつもこの道を通ります。次の読売ランド前駅の手前を左に曲がって山を越え、南武線矢野口駅の横を過ぎて多摩川を渡るのです。

では読売ランド前駅に向かいます。

【駅ぶら01】小田急江ノ島線28 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)


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