大型連休後半が始まった5月3日、東武鉄道の新たなフラッグシップ 500系リバティを使った特急の下り列車は満席が続きました。また、JR東日本の普通列車グリーン車も盛況。新幹線や航空、高速道路も帰省客や旅行客で混雑しました。

東武鉄道の新型特急車両500系は、3両固定編成を基本とし、3両+3両で都心側を走り、下今市で分割して日光や鬼怒川へ、春日部で分割して大宮や運河へと向かう、柔軟性が売りの車両です。5月2日は、平日にもかかわらず、特急リバティ下り列車は、午後便まで満席が続きました。

東武特急は、満席の場合も立席特急券を購入することで乗車できます。たとえば春日部で「満席」と表示された列車に乗車する場合、ホームの特急券 券売機では購入できませんが、ドア前で立つ駅員から立席特急券を購入できます。ただし支払いは現金のみ。SuicaやPASMOなどの交通系ICカードや、クレジットカードは使えません。

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また、JR東日本の上野東京ラインや湘南新宿ライン、横須賀・総武快速線などの都心直通列車のグリーン車も盛況です。5月2日、栗橋から横浜までグリーン車に乗車したさい、栗橋で乗車時点では普通車の座席の8割ほどが空席だったのに対し、グリーン車2階は座席の2割程度が埋まり、大宮でほぼ半分、上野や東京を経て満席になり、階下席も埋まり始めました。

客層もいろいろ。若い男女や女子グループの姿も目立ち、「特急列車と同じような座席で、車内販売などを楽しみながら目的地へ向かいたい」という人が増えいます。JR東の普通列車グリーン車には、グリーンアテンダントが乗務し、ビールや軽食が購入できます。いっぽうで、東武500系リバティを使った各列車には、車内販売やワゴンサービスはありません。