京都を行く路面電車の終着駅で、菖蒲湯を――。京福電気鉄道 嵐山線の嵐山駅ホーム内にある嵐山温泉「駅の足湯」が、「端午の節句」の5月5日だけ、菖蒲湯になります。

5月5日は、「現在は子供の成長を祝う『こどもの日』ですが、古くは軒に香気の強い菖蒲をつるして災いを祓う風習があっため、『菖蒲の節句』とも言われます」と同社。

「菖蒲湯は昔から続く無病息災を願う風習。菖蒲の節句にちなみ、1日だけ駅の足湯を菖蒲湯にし、日本に古くから伝わる風習を足湯で体験してほしい」

嵐山温泉「駅の足湯」の営業時間は、9~20時(受付は19時30分まで)。利用料金は200円(オリジナルタオル付き)。同社は、この単純温泉の適応症について、「神経痛、筋肉通、慢性消化器病、病後回復、疲労回復、健康増進」と記しています。

JR九州由布院駅、阪急電鉄箕面駅「もみじの足湯」と姉妹提携を結んでいる嵐山駅「駅の足湯」。同社は「足湯前では『ふれ愛地蔵』が迎えてくれます。観光を楽しんだ後は、駅の足湯での~んびりと心も身体も癒してください」とも伝えています。